科目名[英文名]
環境資源科学実験Ⅱ(化学応用)   [Experiment on Environmental and Natural Resource Science II (Advanced Chemistry)]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01EN2126
責任教員 [ローマ字表記]
芳賀 尚樹   [HAGA Naoki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
この科目は,環境資源科学科の学科基礎科目に位置付けられる.
1年次に履修した農学部専門基礎科目の化学実験の応用編として,環境資源科学関係するさまざまな化学実験の原理と技術を習得する.
到達基準
環境資源科学科の学生が必要とする最小限の原理と技術を習得することができる.
ディプロマ・ポリシーの観点として,本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照のこと.https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1章 環境分析:溶存酸素の測定《酸化還元適定・容量分析》
第2章 クロマトグラフィー法《高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の定量》
第3章 環境中の養分濃度の測定 《モリブデンブルー法によるリン酸濃度の測定》
第4章 有機化合物の光化学反応と官能基の性質による成分分離 《アゾベンゼンの光 cis-trans 異性化反応と薄層クロマトグラフィーによる異性体の分離,およびアゾベンゼンとフェニルアゾフェノールの混合物の分液操作による分離》
第5章 高分子環境物質の挙動《ナイロンの合成と高分子の固有粘度の測定》
第6章 固体表面における吸着《活性炭表面における酢酸水溶液の吸着平衡》
第7章 植物の成分分離と定量《構造多糖類の分析とリグニンの定量》
第8章 植物資源の化学修飾と物性変換《酢酸セルロースの半合成とその溶解性》
履修条件・関連項目
必修科目の化学実験を履修していることを前提とする.
授業時間45時間に加え,実験内容を把握するための予習と,実験結果をレポートにまとめるための復習を必須条件とする.
テキスト・教科書
1年次の「化学実験」で使った実験書を,引き続いて使用する.
参考書
成績評価の方法
出席を前提として,課題毎に提出されたレポートの平均点(100%)で評価する.
教員から一言
1年次の「化学実験」の課題の中で,「第8章 有機化学実験 Ⅰ」は,この授業で実施しますので,「化学実験」とこの授業はセットになっていると考えて下さい.必修科目になっていないことを理由に履修しない学生が毎年いますが,環境資源科学に関わる基礎的な能力を習得する上で不可欠の実験なので,必ず履修すること.
キーワード
オフィスアワー
教員が在室しているときは,可能な限り対応する.メールでの質問は不可.
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/02/19 18:12:30