科目名[英文名]
資源高分子化学   [Basic Polymer Chemistry for Natural Resource Sciences]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01EN2210
責任教員 [ローマ字表記]
粕谷 夏基   [KASUYA Natsuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
高分子材料の構造や合成法、加工法、性質など高分子化学の基本的な知見について概説する。また、高分子分解やリサイクルなどについて高分子反応の視点から説明する。学科の「高分子」に関する講義の中で、基礎・導入的な位置づけである。
到達基準
高分子科学は広範な分野を含む体系であるが、本講義では、高分子の構造や、反応、性質など、高分子化学の基本的な事柄を理解できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点
 本学HP3つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1. 講義の日程、概説(高分子とは、高分子の種類、命名法、成型法)
2. 高分子の構造(高分子鎖の構造、高分子の結晶と非晶、高分子構造と性質)
3. 高分子重合度(平均分子量、分子量の測定)
4. 重縮合と重付加I (縮合型と付加型、重縮合の速度論)
5. 重縮合と重付加II (重合法、逐次重合型ポリマー各論、ゲル化)
6. ラジカル重合I (重合反応の概要)
7. ラジカル重合II (速度論(重合速度、重合度の見積もり))
8. ラジカル共重合(共重合体組成式、共重合体速度論、Q-e値)
9. イオン重合 (カチオン性、アニオン性、リビングポリマー)、配位重合
10. 天然高分子I (タンパク質と核酸)
11. 天然高分子II (高分子炭水化物、リグニン、天然ゴム)
12. 高分子反応I(高分子反応の分類と特徴、熱・光・生物分解、リサイクル)
13. 高分子反応II(高分子側鎖の化学反応、化学修飾による高分子の機能化)
履修条件・関連項目
化学、有機化学を履修していることが望ましい。本学の標準時間数に準じる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
必要に応じて資料を配布する。
参考書
妹尾学ほか著 「基礎高分子科学」 共立出版
成績評価の方法
定期試験の成績(7割)と講義参加姿勢(3割)により評価する。
教員から一言
キーワード
高分子、高分子構造,逐次反応、連鎖反応、,天然高分子
オフィスアワー
オフィスアワー 水曜日 12:00-13:00
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/12 16:01:15