科目名[英文名] | |||||
機器分析学 Ⅰ [Instrumental Analytical Science I] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01EN3113 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
中田 一弥 [NAKATA Kazuya] | |||||
所属 | 生物システム応用科学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】環境科学や資源科学分野では,研究開発において種々の機器分析を用いる.このような背景から,本講義では様々な機器分析法についてその基本原理を理解することを目的とする.本講義を通じて,物質の構造や性質を明らかにするために、どのような装置を用いて、どのような解析すればよいのかを,その原理に基づいて理解できるようになることを目指す. 【概要】本講義では主要な機器分析法について,原理,装置,利用法および解析法について解説する.また実際に測定されたスペクトルの解釈についても演習する.広範な分野に深い関連性を持つ機器分析の基礎をできる限り幅広い視点から,深い科学的理解を身につけつつ,さらに演習を通じて物質を扱う研究分野で日常頻繁に使われている分析機器の利用法,解析法の基礎を理解していく. |
到達基準 |
機器分析の基礎を理解する。 測定されるスペクトルを解釈し,分析できるようになる. 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
1. 総論 2. 原子発光法と原子吸光法の原理と装置 3. 紫外可視吸収分光法の原理と装置 4. 紫外可視吸収スペクトルの解釈 5. 蛍光,りん光法の原理と装置 6. 赤外分光法の原理と装置 7. 赤外吸収スペクトルの解釈 8. ラマン散乱法の原理と装置 9. 前半のまとめとスペクトルの総合的解釈 10. 核磁気共鳴法の原理と装置 11. 核磁気共鳴スペクトルの解釈 12. 質量分析法の原理と装置 13. 質量スペクトルの解釈 14. ボルタンメトリーの原理と装置 15. 後半のまとめとスペクトルの総合的解釈 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間30時間に加え、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 化学,物理化学B,有機化学 |
テキスト・教科書 |
講義用プリントをMoodleにアップするので、ダウンロードしてください。 |
参考書 |
機器分析,田中誠之,飯田芳男著,裳華房 量子化学Ⅱ-分光学理解のための20章,中田宗隆著,東京化学同人 なっとくする機器分析,中田宗隆著,講談社. なっとくする量子化学,中田宗隆著,講談社. 有機化合物のスペクトル解析入門,L.M.ハーウッド,T.D.W.クラリッジ著,化学同人 |
成績評価の方法 |
小テストなどによる授業参加態度(20%),中間試験(40%),期末試験(40%) |
教員から一言 |
卒業研究や大学院以降の研究,その後の仕事に役立つ実用的な講義にするので積極的に取り組んで下さい.また機器分析は広い分野に深い関連性を持つため,シラバスを参考に講義に関連する必要な基本事項を充分に学習(予習)しておくことが重要です. |
キーワード |
原子発光法,原子吸光法,紫外可視吸収分光法,蛍光,りん光法,赤外分光法,ラマン散乱法,核磁気共鳴法,質量分析法,ボルタンメトリー |
オフィスアワー |
講義内容に関する質問や意見は講義終了後に受け付けます.メールの場合はアポイントの日時を指定します. |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/14 19:16:54 |