科目名[英文名] | |||||
環境気候学 [Environmental Climatology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01EN3123 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
木口 雅司, 梅澤 有 [KIGUCHI Masashi, UMEZAWA Yu] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
「環境気候学」は、私たち人間が最もかかわりの深い地球表層の環境の基礎的知識について、地表より上になる大気圏や水圏において主要な役割を果たす気候システムに着目して講義を行います。気候システムにおける水とエネルギーの循環を、相変化する水を中心に学んでもらいます。特に、私たちの生活を脅かす水関連災害と気候変動について、現地での調査を交えて理解してもらいます。 この授業は、全学共通教育科目の「地学」、「地球環境地学」、学科基礎科目の「地球化学」、学科専門科目の「大気環境学」、「陸水環境学」、「環境土壌学」で扱う内容と関連した内容を扱います。システム間のつながりを意識して体系的に学習してくことが望ましいです。 |
到達基準 |
本講義の履修を成功裏に完了した学生は、 ・私たちが暮らす地球表層で主要な役割を果たす気候システムとはどのような科学的特徴や地域的特性を持って存在し、そのシステムが私たちの暮らしにどのような影響を持つか、説明できるようになること。 ・気候変動のもたらす影響が顕在化したとき、どのような手法で調査が行われ、そして社会へ還元されるか、説明できるようになること。 ・学んだ内容を、アウトリーチとして、一般の人にわかりやすく説明することが出来るようになること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
内容は授業の進行状況+内容の把握状況によって、順番や、取り扱い分量を変更しますが,下記のトピックを講義予定です。 第1回.地球表層環境システムの概要 第2回.気候システムの概要(1) 第3回.気候システムの概要(2) 第4回.気候システムにおける水とエネルギーの循環(1) 第5回.気候システムにおける水とエネルギーの循環(2) 第6回.大気の熱力学と対流活動(1) 第7回.大気の熱力学と対流活動(2) 第8回.大気圏・水圏のシステム相互作用 第9回. 水関連災害(1) 第10回.水関連災害(2) 第11回.水関連災害(3) 第12回.気候変動(1) 第13回.気候変動(2) 第14回.気候変動(3) 第15回.定期試験 |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
使用しません。 |
参考書 |
授業中に適宜、指示します。授業スライドの右下に、参照している論文の情報を掲載します。 |
成績評価の方法 |
質問等を通した主体的(積極的)な授業参加度と期末テストにより評価します |
教員から一言 |
この講義が、私たちの住む地球表層での水・エネルギー循環を理解していくための見識を獲得することに役立つことを希望します。授業内容は、受講生の他の授業の受講内容や知識を考慮して、修正していきます。質問カードや、メールを利用して、わからないことは積極的に質問するようにしてください。 |
キーワード |
気候システム、水・エネルギー循環、気候変動、地理学、気候学 |
オフィスアワー |
木曜4限の授業時間の前後。限られた時間しかいませんので、mail(kiguchi@iis.u-tokyo.ac.jp)での質問を推奨します。 |
備考1 |
この授業は、非常勤講師である木口雅司特任准教授(東京大学)によって行われます。授業についての不明点は、窓口教員(梅澤)までご連絡下さい。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/06/26 21:59:49 |