科目名[英文名] | |||||
水文学 [Hydrology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01RN2208 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
白木 克繁 [SHIRAKI Katsushige] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
目的:水は地球上のほとんどの生物にとって不可欠な物質であり、私たちの生命環境を形成するのに極めて重要な要素です。水文学は地球上の水の状態や変化を水の循環の立場から研究する学問で、河川、湖沼、地下水などの陸上が研究対象です。また、水の循環には大気中の水蒸気移動が重要であり、これは世界の気候区分の形成、気候変動に大きな影響を与えます。水の循環を理解することは、生態環境を理解する上でも極めて重要です。 概要:地球における水循環の理論、特に蒸発・蒸散・雨水の浸透・流出に関する理論、およびそれらが森林に与える影響について理解する。 |
到達基準 |
地球単位での水と熱の循環の概要を知り、日ごろ見ている天気予報を熱水循環の一つとして理解できること。および、山地や都市域での水循環と水に起因する自然災害について、災害発生メカニズムを理解することをこの授業の到達基準とします。 |
授業内容 |
1回 水文学概論 水文学とは何か 2回 地球規模で見た水循環、熱収支 3回 気候区分、気象概論 4回 地表面(森林・草地・裸地)での水・熱フラックス 5回 地球温暖化 6回 農業生産・社会活動での水の利用 7回 降水量の観測と降水分布の特徴 8回 中間試験 第2回から第7回の内容について 9回 流域単位での水管理、治水 10回 降雨流出過程 洪水流出と利用可能な水 11回 斜面での水移動 土壌の構造と透水能・保水性 12回 斜面での水移動 水移動の理論 13回 流出解析 14回 緑のダム機能 世界の対照流域法実験 15回 期末試験 第9回から第14回の内容について |
履修条件・関連項目 |
特になし |
テキスト・教科書 |
毎回プリントを配布する。 |
参考書 |
塚本良則編「森林水文学」(文永堂)、森林水文学編集委員編「森林水文学」(森北)、恩田裕一他編「水文地形学」(古今書院) |
成績評価の方法 |
レポート課題等の平常点(20%)、中間試験(40%)と期末試験(40%)で評価します |
教員から一言 |
水は生命の生存活動に不可欠な物質であり、水循環を理解することは非常に重要です。また、水の循環は熱の循環とも密接に関連しており、気象、世界的な気候変動とも関わってきます。この授業では自然現象としての水と熱の循環に注目し、基礎的な理論を学習して水循環・熱収支の実態を理解することを目的としています。 |
キーワード |
水循環 熱収支 気象 治水 流域管理 森林の役割 |
オフィスアワー |
オフィスアワーは特に設けていませんので、教員までメールでご連絡ください |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/12 10:24:00 |