科目名[英文名]
土壌物理学   [Soil Physics]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01RN2209
責任教員 [ローマ字表記]
斎藤 広隆   [SAITO Hirotaka]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
土の物理特性とその概念・測定方法・評価方法の基礎について学ぶ。特に,土の保水性および土中の水・熱の移動に重点をおき,学習した知識が農業生産,灌漑管理,水資源保全,土壌・地下水汚染防止および修復に適用できることを学ぶ。

土が駄目になってしまったら,土地を利用するなど不可能になります。生態系の基盤も土です。エネルギー消費型の水耕栽培,植物工場が主要な食料供給源になるとは考え難く,今後とも食糧生産には「土が不可欠」です。土を通っていく物質やエネルギーの循環が非常に重要です。この講義では,これらの事象を考えるため,またそれに関する本を読むために必要な基礎事項について取り扱います。
到達基準
土中水のエネルギー状態について理解できる
土中の水分移動について理解できる

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1. 土の物理性
2. 土と水
3. 土中水のポテンシャル
4. 土の保水性
5. 飽和水分移動Ⅰ
6. 飽和水分移動Ⅱ
7. 不飽和水分移動Ⅰ
8. 不飽和水分移動Ⅱ
9. 浸潤・再分布・蒸発
10. 熱の移動
11. 土中の水蒸気の移動
12. 農業と土壌物理
13. 環境と土壌物理
14. 数値解析Ⅰ
15. 数値解析Ⅱ
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる
テキスト・教科書
土壌物理学 宮崎、粕渕、長谷川共著 朝倉書店 2005年
参考書
土壌物理学/Soil Physics 6th edition 土中の水・熱・ガス・化学物質移動の基礎と応用 ウイリアム・ジュリー+ロバート・ホートン著 (取出伸夫 監訳) 築地書館,2006年3月
環境地水学,宮﨑 毅,朝倉書店,2000年
Introduction to Environmental Soil Physics, Daniel Hillel, Academic Press, 2003
成績評価の方法
宿題30%,中間試験30%,期末試験40%
教員から一言
授業は毎回配布する資料を基に進めます。資料はGoogle classroomから各自ダウンロードしてください。
宿題を多く出します。復習を兼ねてしっかり取り組んでください。
キーワード
不飽和土壌,土壌物理,水分移動,熱移動,環境,土壌汚染
オフィスアワー
オフィスアワー :担当教官に随時メ-ルを見てください
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/12 14:35:26