科目名[英文名]
農の共生学   [Kyosei Studies of Society, Culture and Agriculture]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01RN2213
責任教員 [ローマ字表記]
竹本 太郎, 高橋 美貴   [TAKEMOTO Taro, TAKAHASHI Yoshitaka]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 学問の形成期において、「農」を語ることは、自然現象を語ることであると同時に、社会文化現象を語ることと不可分に結びついていました。学問分野の専門化と細分化が急速にすすんだことで、その繋がりは一旦、薄れましたが、近年、グローバルかつローカルな環境問題の顕在化によって、今一度、自然環境を含む社会文化のあり方(あるいは社会文化を念頭に置いた自然環境のあり方)、つまり幅広い「農」に対する再接近をはじめています。
 本講義では、このように学問的転機にある「農」に対して、「共生」をキーワードとする人文社会系の学問がいかにアプローチしているのかを、地域生態システム学の一環として、文化的・社会的・歴史的な観点から概観したいと考えています。
到達基準
・「農」に関する人文社会学研究、具体的には、農林水産業およびそれを社会的基盤とした地域、それに従事する人びとの生業・生活世界などに関する研究動向について学ぶことができる。
・「農」に関する人文社会科学研究の論点や変遷、方法論について知見を得ることができる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

授業内容
Ⅰ ガイダンス(竹本・高橋担当)
Ⅱ 「農」と歴史研究(高橋担当)
 1、はじめに‐戦後日本と「農」イメージの変遷‐
 2、生活環境主義論から環境史研究へ
 3、生業研究と環境史研究
Ⅲ 農山村における森林資源の変遷(竹本担当)
 1,「里山」とはなにか
 2,草山から薪炭林へ
 3,薪炭林から人工林へ

2018年後期「農の共生学」(木曜・3限・2-11教室・担当:高橋美貴・竹本太郎)は、下記のスケジュールで開講いたします。

11月29日 初回ガイダンス‐『里山』から‐(高橋・竹本)
12月6日 高橋担当授業1回目
12月13日 高橋担当授業2回目
12月20日 高橋担当授業3回目
1月10日 竹本担当授業1回目
1月17日 竹本担当授業2回目
1月24日 竹本担当授業3回目

履修条件・関連項目
授業時間に加え、後述の参考書や補助資料を活用して本学の標準時間数に準じた予習・復習を行うこと。
テキスト・教科書
教室にて配布もしくは指示します。
参考書
成績評価の方法
 ・成績判定は、毎回授業で執筆いただく小レポート(意見カード)によって行います。
教員から一言
キーワード
人文社会と農的空間・社会
オフィスアワー
水曜日2限を原則としますが、面談を希望される場合には、事前にメールで連絡をお願いいたします。日程調整のうえ対応可能な時間があれば、左記時間以外でも面談可能です。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/05 16:06:26