科目名[英文名] | |||||
森林生産システム学 [Forest Engineering Systems] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01RN2218 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
岩岡 正博 [IWAOKA Masahiro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 農学部1号館4階406 | メールアドレス |
概要 |
概要:森林からの木材資源、エネルギー資源に加えて、森林そのものを環境として持続的に利用してゆくための考え方と、その技術について学ぶ。講義は、森林から木材を生産するための技術、それに利用される機械で使われている技術、生産作業と森林との関係の3つに分かれている。 森林科学プログラムの中で、資源利用のための工学的技術の基礎ならびに、それが人間や環境に与える影響について修得する科目として位置づけられます。 森林に関連する学問を修めた学士に求められるのは、現場で作業を行うのに必要な技能よりも、作業全体を計画したり運用したりするための技術です。すなわち、解決しなければならない問題に対して、現場状況を正しく読み取り、作業や機械、さらにその組合せや搬出施設の設計に関する知識を駆使して、システム全体を組み立てていく能力が求められます。このために必要な、森林・山地の地形や地質、作業、機械、それらの組合せおよび搬出施設の設計に関する基礎的知識と、さらにそれらが森林環境に与える影響に関する基礎的知識を身につけます。 |
到達基準 |
・木を植栽し、育てて伐採し、木材として出荷するまでにどのような作業があるか理解し説明できる。 ・木材生産のための典型的な作業システムについて理解し応用できる。 ・生産性の概念とその考え方を理解し適切に算出できる。 ・労働の安全を確保するための規則等を理解し適用できる。 ・労働負担の指標や測定方法について理解し応用できる。 ・林業機械の機能や用途、さらにその仕組みについて理解し説明できる。 ・架空索とその設計に関する基礎知識を習得し説明できる。 ・地形や地質の判読・解析の仕方を理解し応用できる。 ・地形と作業システムとの関係を理解し適用できる。 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
I. 概論 第1回 森林生産システムとは II. 木材生産システム 第2回 木材生産作業 第3回 生産作業システム 第4回 生産性 第5回 プロセスの生産性とシステムの生産性 第6回 造林、育林作業 第7回 労働安全(労働災害) 第8回 労働科学(労働負担) III. 林業機械 第9回 林業用手持機械の特徴(エンジン、キャブレター) 第10回 林業用車両系機械の特徴(駆動方式、操舵方式) 第11回 林業用架線系機械の特徴、索張り方式 第12回 架空索理論、ワイヤロープ IV. 森林と生産 第13回 地形と生産システム(森林利用学的地形指数) 第14回 期末試験 第15回 試験返却、解説 |
履修条件・関連項目 |
本学の標準時間数に準ずる 森林施設工学、森林生産システム学実習と合わせて3つで林業工学パッケージです。 持続的森林管理論、バイオマス利用論なども関連の深い講義です。 |
テキスト・教科書 |
必要に応じてプリントを配布する。 |
参考書 |
豊かな森へ.The National Board of Forestry, SWEDEN 林業工学.上飯坂實編・著 森林作業システム学.上飯坂實・神崎康一編 林業機械学.大河原昭二編 |
成績評価の方法 |
定期試験(80 %)と毎回の小テスト(20 %)で評価する。 授業への2/3以上の出席を、試験を受けるための要件とする。 |
教員から一言 |
非常に広範囲の内容を扱うので、参考書は複数になります。興味のあるものを、まずは手に取ってみて下さい。 |
キーワード |
持続的利用、生産システム、木材生産、林業 |
オフィスアワー |
火曜日2限以降。在室している時は随時相談を受けます。できるだけ、事前にメールで日程調整して下さい。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://kenkyu-web.tuat.ac.jp/Profiles/1/0000072/profile.html |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/16 21:38:46 |