科目名[英文名]
環境生理生態学   [Environmental and Ecological Physiology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01RN2264
責任教員 [ローマ字表記]
下田 政博, 福本 寛之   [SHIMODA Masahiro, FUKUMOTO Hiroyuki]
所属 農学部 研究室 スポーツ健康科学棟103  メールアドレス

概要
目的:ヒトの体と環境はともに、自動的な調節システムであり、使い方や管理を誤ると、調子が悪くなる。どちらのシステムとも繊細に均衡を保っていることを理解することによって人体と環境とを全体として眺めることができるようになり、将来いかなる行動を取るべきかを決定することができる。本講義のポイントは、自ら創出した環境であっても、いつしかそれがヒトに対して多大な影響を及ぼす可能性がある、ということをさまざまな角度から分析し理解することにある。
概要:人の感覚機能、神経・筋機能を概説する。つづいて、恒常性維持機構と適応現象について具体例を交えて説明する。さらに、「快適性」理解の要点となる情動反応、ストレス反応についても概説する。
到達基準
以下の点を到達基準とし、さまざまな環境を創出する際の重要な視点として、永続する「ヒトとの調和」を考える態度を修得する。
1)ヒトの感覚機能を説明できる
2)ヒトの神経・筋機能を説明できる
3)ヒトの恒常性維持機構を説明できる
4)ヒトの適応現象を説明できる
5)ヒトの情動反応を説明できる

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
以下の内容を予定している。
<物理的環境の変化>
ヒトの環境情報受容
・ヒトの感覚情報受容
  ①皮膚感覚 ②視覚 ③聴覚 ④味覚 ⑤嗅覚
・温熱,騒音が人体に及ぼす影響
・ヒトの神経・筋機能
・重力が人体に及ぼす影響
・気圧が人体に及ぼす影響

<生体の恒常性維持機構>
 ①ホメオスタシス ②生体リズム ③ストレスシステム

<社会的環境の変化>
・ストレスと情動: 快と不快の情動反応
・適応によるストレス克服
・24時間社会が人間に及ぼす影響

中間試験(8週目)<物理的環境の変化>のまとめ
期末試験(最終週)<生体の恒常性維持機構><社会的環境の変化>のまとめ
履修条件・関連項目
健康アメニティ論(3年前期)
パッケージ科目・推奨科目に区分され、選択科目である。
授業時間 30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
毎回、GoogleClassroomからPDF資料を取得してください。初回の授業時に資料取得方法を説明しますので、必ずノートPC等を持参すること。
参考書
人体の生理学、環境生理学に関するもの
成績評価の方法
中間試験及び、欠席回数3回以下の履修者を対象に実施する期末試験(+加点要素)で評価する。
加点要素:毎回、最後の10分間で出席確認を兼ねたコメントカードを配布するので,その日の授業の要点を簡単にまとめて記述すること。
教員から一言
ヒトのからだについて詳細なことに触れるので、生理学に関する図書等をあらかじめ読んでおいて欲しい。
授業に対する質問・感想や改善を求めることがあれば、オフィスアワーかメールで連絡してください。
キーワード
外部環境、感覚、恒常性、相互作用、適応・順応、生体リズム
オフィスアワー
随時、メールにて受け付けます。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/04/03 19:36:21