科目名[英文名]
森林施業論   [Silviculture]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01RN3265
責任教員 [ローマ字表記]
戸田 浩人, 崔 東寿   [TODA Hiroto, CHOI Dongsu]
所属 農学部 研究室 1-416  メールアドレス

概要
○目的
森林の多様な機能を発揮させるため,目的に応じた健全なかつ良好な景観の森林のデザイン・育成・管理とその背景にある科学技術を習得する。
○概要
針葉樹人工林や天然生広葉樹林における施業と理論,地形など立地的特性について学び,健全な森林を育成・保護し、良好な景観の維持を計画するための科学技術を理解する。
到達基準
森林施業の理論を学習し、健全な森林を管理・計画するための知識を習得することで説明できる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照のこと。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回目の授業(4/9)で、授業の予定・進め方のガイダンスをしますので、履修予定者は必ず出席してください。
1〜5. 人工造林の施業
 スギ・ヒノキ等人工造林樹種の特性
 人工造林と天然更新,施業体系,林業地史 
 育種,地ごしらえ,植栽,枝打ち
 除伐,間伐,密度管理理論,複層林施業
 更新作業,地形・立地に応じた施業,その他
6〜9. 広葉樹林の生理生態特性を生かした施業
 広葉樹林の樹種特性
 天然生広葉樹林の林分構造
 立地区分と分布,成長,形態を考慮した整理伐など
 天然性広葉樹林の景観計画と施業
 低林作業(萌芽更新)
10. これからの日本の森林管理と施業
履修条件・関連項目
関連科目:森林生態学,樹木学は習得していることが望ましい。育林学実習,樹木学実習は同時に履修することが望ましい。
授業時間15 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。なお、授業の理解を深めるため毎回課題を課します。
テキスト・教科書
適宜プリントを配布するが,「森林・林業実務必携(朝倉)」が基本となっている。
参考書
東京農工大学農学部編「森林・林業実務必携」(朝倉書店),坂口・伊藤監修「造林ハンドブック」(養賢堂),堤利夫編「造林学」(文永堂)など
成績評価の方法
毎回の授業における宿題提出(20%),振り返りレポート(30%),平常点(20%),まとめのレポート(30%)によって評価する。なお、出席が7割以下の者は、成績評価を行わない。
過去3年間の成績分布(2016以前は森林保護の内容も含む2単位授業)
2018 S:22% A:30% B:24% C:14% D:10%
2017 S:7% A:58% B:22% C:10% D:3%
2016 S:10% A:36% B:42% C:7% D:5%
教員から一言
関連科目を習得あるいは履修すると理解が深まります。講義前の宿題をしっかり実施し討論に参加、振り返りレポートを書くことで定着します。内容がよく理解できない時は,まず参考文献等で調べてみて,不明な場合は要点を質問表として提出するか,メールで質問して下さい。
キーワード
針葉樹人工林,広葉樹林の育成、森林の公益的機能の発揮
オフィスアワー
あらかじめメール等で確認すること。
備考1
森林生物パッケージおよび森林立地パッケージの1科目であり,森林科学プログラムの必須科目である。
備考2
最初の授業で詳細な授業予定を示します。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/28 10:04:06