科目名[英文名] | |||||
森林保護学 [Forest protection] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01RN3266 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
小池 伸介, 吉田 智弘, 戸田 浩人 [KOIKE Shinsuke, YOSHIDA Tomohiro, TODA Hiroto] | |||||
所属 | グローバルイノベーション研究院 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
概要:森林では哺乳類,鳥類昆虫、微生物などと環境要因が複雑に関係しながら,生態系として機能しているが、特定の生物が森林に対し突出すると、獣害,病虫害などという被害を起こす.この授業では三つの生物群と気象に分けて被害発生のメカニズムや生物群の特徴について解説し,森林の健全性を維持する管理のあり方について考える。 目標:森林が健全に機能するため,森林の育成・管理と突出した因子となる生物群の特性や被害実態を理解し、それに対応する科学技術を習得する。 |
到達基準 |
森林被害を引き起こす生物や環境因子の特性と社会的な背景について学習し、健全な森林を維持するための科学的理論を説明できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照のこと。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
1. 森林保護学の概念 森林被害の変遷(動物中心かな) 2. 森林施業における鳥獣被害とその対策 3. 哺乳類と生態系の関係 4. 森林生態系における野生動物の保護管理 5. 森林生態系と昆虫群集 6. 害虫発生の歴史 7. 害虫発生のメカニズム 8. 微生物-昆虫共生系による森林被害 9. IPM 10. 森林における気象害とその対策 11. 樹木・森林の病害 世界的流行病 12. 菌類の分類とその生態 13. 感染の成立と環境 樹木の環境ストレス、生物的ストレス 14. 樹木の主要病害と管理 15. 材質の変色と腐朽 樹木の治療と外科手術 |
履修条件・関連項目 |
森林生態学と樹木学を履修済みで、森林保護・樹木医学実習を同時に履修することが望ましい。 授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特に指定しない、必要に応じてプリントなどを配布する。 |
参考書 |
東京農工大学農学部編「森林・林業実務必携」(朝倉書店)、森林と野生動物(共立出版)、森林微生物生態学(朝倉書店)、「マツ枯れは森の感染症 森林微生物相互関係論ノート」(文一総合出版)、ナラ枯れと里山の健康(林業改良普及双書)、森林保護学(朝倉書店、文永堂出版)樹木医学(朝倉書店)荒木眞之著「森林気象」(川島書店)など |
成績評価の方法 |
テストを行う。なお、欠席が5回以上の者は成績評価を行わない。 |
教員から一言 |
関連科目を系統的に習得あるいは履修すると理解が深まります。講義内容がよく理解できない時は,まず参考文献等で調べてみて,不明な場合は要点を質問表として提出するか,メールで質問して下さい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
各教員にはメールで連絡を |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/15 14:25:35 |