科目名[英文名]
環境アセスメント学   [Environmental Impact Assessment]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01RN3279
責任教員 [ローマ字表記]
錦澤 滋雄, 長岡 篤, 田中 章, 杉本 卓也, 飯塚 史乃, 村瀬 憲昭, 多羅尾 光徳   [NISHIKIZAWA Shigeo, NAGAOKA Atsushi, TANAKA Akira, SUGIMOTO Takuya, IIDUKA Fumino, MURASE Noriaki, TARAO Mitsunori]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
環境アセスメントは、開発事業によって引き起こされる環境や社会への影響を事前に予測・評価し、意思決定に反映させるための有用なツールである。本講義では、環境アセスメントの理念、制度、方法論などの基礎的事項を理解するとともに、現実社会での取り組みについて、具体事例を通じて学ぶ。なお本科目には、JICA(国際協力機構)で環境社会配慮の実務を長年経験した講師による授業など、実務経験のある教員が担当する授業が含まれます。
到達基準
(1)環境アセスメントとは何かを説明できること。(2)スクリーニングとスコーピングの目的と方法を理解すること。(3)簡易アセスとミニアセスの意義と実際を理解すること。(4)アセスの要件と国内外のアセス法制度の概要について理解すること。(5)調査・予測・評価の具体的手法とその問題点について理解すること。(6)SEAの概念と国内外の実態について理解すること。(7)国際協力におけるアセスの役割を理解すること。
授業内容
金曜4限(14:45-16:15)

10月04日  第1回  オリエンテーション、アセスメントとは何か  (錦 澤)
10月11日  第2回  日本の現行法制度       (杉 本)
10月18日  第3回 スクリーニングとスコーピング     (杉 本)
10月25日  第4回  環境影響の予測・評価(公害関連項目)(錦 澤)
11月01日  第5回 参加とコミュニケーション     (飯 塚)
※11月8日は学園祭のため授業なし
11月15日  第6回 代替案評価(HEPを例に)    (田 中)
11月22日  第7回 影響の予測・評価(自然)       (田 中)
11月29日  第8回 影響の予測・評価(景観) (田 中)
12月06日  第9回 都市開発による環境影響と緩和方策  (長 岡)
12月13日  第10回 環境アセスメントと大規模開発 (長 岡)
12月14日(土) 第11回 自治体によるアセスメント、小テスト (杉 本)
12月20日  第12回 諸外国の制度と戦略的環境アセスメント(錦 澤)
1月10日  第13回 再生可能エネルギーと環境アセスメント(錦 澤)
※1月17日 は大学入試センター試験のため授業なし
1月24日   第14回 国際協力における環境社会配慮     (村 瀬)
1月31日   第15回 まとめ                (錦 澤)

履修条件・関連項目
特になし
テキスト・教科書
特になし
参考書
環境アセスメント学会:『環境アセスメント学入門』、恒星社厚生閣、2019, 188p.
原科幸彦:『環境アセスメントとは何か』岩波新書、2011
田中 章:『HEP入門 (新装版)―〈ハビタット評価手続き〉マニュアル―』、朝倉書店、2012
成績評価の方法
第11回講義で行う小テスト(30点)、授業中の課題・小レポート(70点)
教員から一言
環境アセスメントは持続可能な社会実現の重要なツールの一つであり、現実社会において、行政担当者、コンサルタント、NGOなど、多様な主体が関与する分野である。国際的な広がりもあり、今後も発展していく領域である。卒業後の進路として公務員や環境アセスメントに従事することを目指す学生にとっては、特に有用な知見が得られるだろう
キーワード
環境アセスメント、市民参加、戦略的環境アセスメント
オフィスアワー
授業の前後、又は、メールで相談を受けます(アドレスは下記の錦澤宛てにお願いします)。
備考1
問い合わせアドレス:nishikizawa.s.ab@(アットマーク)m.titech.ac.jp 
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/09/05 18:19:18