科目名[英文名]
農村地域計画学演習   [Rural Planning Practice]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01RN3312
責任教員 [ローマ字表記]
中島 正裕, 久野 叔彦   [NAKAJIMA Masahiro, KUNO Toshihiko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 農村地域計画学(2年生後期)において、計画・技術・政策的視点から学んだ農業・農村に関する基礎的知見を礎としながら、本演習ではその“実践偏”として実際に農村地域での研究活動及び支援活動に必要不可欠である社会調査技法(アンケート、ヒアリングなど)と合意形成手法の基礎を学ぶことを目的とする。前半は主に日本の農山村地域活性化における住民の自律性・主体性を引き出すためのワークショップ手法、後半は政府開発援助の分野で広く適用されているPCMワークショップ手法を演習で学ぶ。そして各方法論としての特性、限界性などについて議論する。
到達基準
目的の異なる2つの手法(課題抽出型、課題解決型)の特性と限界性を実践を通して理解する
授業内容
・第1回:「イントロダクション(演習内容の概説、農村計画の社会的役割)」(担当:中島)
・第2回:「アンケート調査とは?(基本的な考え方、結果の分析方法など)」(担当:中島)
・第3回:「自律的発展支援型ワークショップ手法の演習①」(WS手法の意義+第1回WS)」(担当:中島)
                    ↓
    「自律的発展支援型ワークショップ手法の演習②」(宿題:各自が写真撮影)
                    ↓
・第4/5回:「自律的発展支援型ワークショップ手法の演習③」
(資源写真地図の作成)」(担当:中島)
                    ↓
    「自律的発展支援型ワークショップ手法の演習④」(宿題:アイディア考案)
                    ↓
・第6回:「自律的発展支援型ワークショップ手法の演習⑤」(アイディアの発表と順位付け、実現に向けた計画案策定)」(担当:中島)
・第7回:「演習⑥:総合ディスカッション(方法論としての課題、高齢者による内発的地域づくりを支援する手法のあり方、など)」※各自発表 (担当:中島)


・第8〜15回(集中講義):演習⑦「発展途上国での合意形成・意見集約に関する方法論の実践(PCM手法)」
          担当:久野(開講日:6月下旬の土日)
第8回 PCM手法の概要説明、カードを用いた自己紹介、 演習事例の説明
第9回 関係者分析の説明と演習
第10回 問題分析の説明と演習
第11回 目的分析の説明と演習
第12回 プロジェクト選択の説明と演習
第13回 PDM作成の説明と演習(1):要約と外部条件
第14・15回 PDM作成の説明と演習(2):指標・入手手段・投入・前提条件、確認テスト
履修条件・関連項目
特になし
テキスト・教科書
特になし
参考書
第1回「イントロダクション」(4月16日(月))の際に紹介します。
成績評価の方法
ワークショップでの成果品、及びディスカッションでの積極性の双方から評価する
教員から一言
アンケート調査と合意形成・意見集約の”楽しさ”と”難しさ”の両方を体感してください。
キーワード
アンケート調査、統計分析、ヒアリング調査、合意形成、意見集約
オフィスアワー
金曜日12:00〜13:00
備考1
受講者の人数や講義の理解度により、演習内容、スケジュールに若干の変更の可能性有り。
よって、4月〜7月は、演習予定日以外の月曜日2限も、念のため予定を入れずに空けておいてください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/15 9:50:15