科目名[英文名]
器官制御生理学   [Regulatory Organ Physiology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN2111
責任教員 [ローマ字表記]
木﨑 景一郎(岩), 大沼 俊名(岩), 渡辺 元   [KIZAKI Keiichirou, OONUMA Toshina, WATANABE Gen]
所属 農学部 研究室 岩手大学  メールアドレス

概要
動物の生体機能の成り立ちについて、臓器、器官ごとの機能や仕組みについて説明する。特に器官制御生理学では、統合生理学での神経系を中心とした生体全体から個別の機能についての知識や機構を説明、動物の生命の成り立ちを理解出来るようにする。
到達基準
動物の生命を支える生体機能の成り立ちを理解する。消化では単胃動物および反芻動物の消化吸収、呼吸系では肺機能、循環系では血液・心機能,その他、個体を維持するためのエネルギーの補給と液性調節機構を理解し、動物の恒常性がどの様に維持されるかを理解することが目標である。
授業内容
1.血液を構成する血球と血漿成分
2.血液細胞の分化,成熟とその調節因子
3.血液凝固機序および線維素溶解系
4.肺、気管支、呼吸の機能や機構
5.呼吸運動の調節
6.呼吸器の機能障害、低酸素状態などに反応する生体の生理病態的機能
7.心臓血管系の成り立ち、仕組みと心筋の特性や機能
8.心筋および心臓の電気的な活動と心臓活動の機能
9.循環と血圧調節に関わる機能
10.出血、高血圧などへの生体の反応と対応および全身の恒常性維持
11.消化管の構造、機能、消化および栄養吸収の基本的な機構、消化管の運動調節機構、消化液の分泌と作用機構
12.反芻動物の消化の特徴や発酵
13.栄養の吸収機構と代謝について、単胃動物と反芻動物の類似および相違
14.体温調節の基本的な概念と機構について説明すると共に中枢性の調節に関わる液性、神経性機構
履修条件・関連項目
統合生理学
テキスト・教科書
岡田泰伸 監訳、ギャノング生理学 原書25版、丸善、2017年、9784621301883
参考書
高橋迪雄 監訳、獣医生理学、文永堂、2006年、4830031824
菅野富夫,田谷一善 編、動物生理学、朝倉書店、2003年、4254460244
成績評価の方法
確認テストや期末テストの成績により評価する。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
遠隔講義のため該当しません。
備考1
遠隔講義のため,講義の進捗状況等の理由により,授業内容は前後する可能性があります。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/02/20 15:44:58