科目名[英文名]
生理学実習   [Practice in Veterinary Physiology]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN2113
責任教員 [ローマ字表記]
永岡 謙太郎, 渡辺 元   [NAGAOKA Kentaro, WATANABE Gen]
所属 グローバルイノベーション研究院 研究室 獣医生理学  メールアドレス

概要
【目的】生体の恒常性は機能的単位(器官)において特徴的な仕組みにより維持されている。動物の様々な生理機能について、実際に自らの目で観察し、自らの手で定性的・定量的に測定することにより、個体の生体恒常性が維持されるしくみについて理解を深める。
【概要】動物(カエル、ラット、ヤギ)の血液や組織、あるいは人の細胞を対象として、生理機能解析や遺伝子解析を自ら行い、実験データの整理の仕方、科学的考え方、レポートの書き方の基礎を学ぶ。最後に結果と考察をまとめ、スライドを使ったプレゼンテーション発表を行う。
到達基準
正常や異常な生理状態において、動物のそれぞれの器官はどの様なメカニズムで機能を発現し調節されているのかを理解する。
最終的に科学的な観察をする目を身につける。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回 授業オリエンテーション
第2回 ヤギの採血と赤血球浸透圧抵抗
第3回 坐骨神経・腓腹筋標本、または赤血球凝固試験
第4回 坐骨神経・腓腹筋標本、または赤血球凝固試験(第3回と班を入れ替え)
第5回 ラットの扱い方と発情周期の判定法
第6回 心臓潅流
第7回 卵巣摘出手術とエストロゲン投与、ラットの交配(交尾行動)
第8回 性行動観察後、雌動物解剖
第9回 血糖調節
第10回 精巣摘出手術とテストステロン投与
第11回 養育行動観察と雄動物解剖
第12回 小腸の糖吸収、または腸運動
第13回 小腸の糖吸収、または腸運動(第13回と班を入れ替え)
第14回 総合考察(奇数班プレゼンテーション)
第15回 総合考察(偶数班プレゼンテーション)
履修条件・関連項目
必須用具:白衣
関連科目:統合生理学、器官制御生理学、内分泌学、生化学実習
学習内容は、本学の標準時間数に準じている
テキスト・教科書
事前に必要なプリントを配布する。
参考書
実験で学ぶ生理学」獣医生理学・生理化学教育懇談会編(学窓社)
生理学実習マニュアル 獣医生理学・生理化学教育懇談会編(学窓社)
成績評価の方法
前程として,出席が7割以下の場合は成績評価をおこなわない。成績は、実習態度(主に積極性2割)課題ごとのレポート内容(6割)とプレゼンテーション(2割)により評価する
教員から一言
動物を扱う実験はテキスト通りでも安定した結果を得ることが難しいです。きちんと予習をして、手際の悪さによる誤差を減らすよう心がけてください。レポートは質とともに量も重要です。色んなことをたくさん勉強した痕跡を残してください。
キーワード
神経系,循環器系,消化器系,生殖器系
オフィスアワー
火曜の午前11時から午後13時、必要に応じてメール等での相談も受け付ける。居室は4号館422号室
備考1
実験動物を飼育するので、実習がない日(休日も含む)も当番があります
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/02/28 16:10:43