科目名[英文名]
動物園動物学   [Zoo and Wild Animal Medicine]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 4学期 
授業形態 4学期  時間割番号 01VN2606
責任教員 [ローマ字表記]
寺沢 文男, 奥田 龍太, 馬島 洋, 渡辺 元   [TERASAWA Fumio, OKUDA Riyuuta, MASHIMA Hiroshi, WATANABE Gen]
所属 農学部 研究室 獣医生理学  メールアドレス

概要
講師の先生方:
馬島 洋先生〔上野動物園、第1回から第5回、2020年2月26日(水)井の頭動物園にて実施〕
奥田龍太先生〔富士サファリパーク、第6回から第10回、2020年2月27日(木)府中キャンパスにて実施〕
寺沢文夫先生〔新江ノ島水族館、第11回から第15回、2020年2 月28日(金)新根の島水族館にて実施〕
本科目を受講することで、動物園で飼育展示されている野生動物(水族館で飼育されている海獣類を含む)・動物園動物の種類と特徴、動物園動物の福祉、飼育管理、健康管理、希少動物保全のための動物園の役割に関する基礎的な知識と理解を得ることを目標にしています。
本科目は、実務経験のある教員による授業科目です。
担当教員は動物園あるいは水族館において実務の経験があり、授業では講師の経験に基づき実務に即した内容の講義を行います。
到達基準
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
(1)本来は野生動物である動物園動物の特徴を正しく理解できている。
(2)動物園動物の飼育管理・健康管理の基本について理解できている。
(3)希少動物の保全に動物園がどのように貢献できるか理解できる。
授業内容
第1回 授業オリエンテーション 授業の位置づけと動物園の歴史、動物福祉と動物園動物
第2回 動物園動物の特徴 本来は野生動物てである動物園動物の特徴と日常の観察方法
第3回 動物園動物の飼育管理の基本 動物園動物の個体識別方法、個体管理、栄養、取扱い
第4回 動物園動物の健康管理の基礎 新着動物の検疫、疾病予防、健康管理
第5回 希少動物の保全と動物園 希少動物の保全(域内保全と域外保全)に動物園がどのように貢献しているか理解する。
第6回 動物園動物とサファリ型動物の違い
第7回 野生動物の管理
第8回 野生動物の麻酔と取り扱い
第9回 動物園と野生動物の安全
第10回 動物園における研究
第11回 海生哺乳類の分類、形態、生理
第12回 海生哺乳類の捕獲、輸送、飼育施設、トレーニング
第13回 海生哺乳類の個体管理 識別、栄養、福祉
第14回 海生哺乳類の疾病、検査、治療
第15回 海生哺乳類のストランディング保護
履修条件・関連項目
授業時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と 復習を行うこと
関連科目:野生動物学
学習内容は、本学の標準時間数に準じている。
テキスト・教科書
参考書
『動物園学』村田浩一・楠田哲史監訳 文永堂出版
『大人のための動物園ガイド』成島悦雄編著 養賢堂
『鯨類海産哺乳類学』 第二版 加藤秀弘著 生物研究社
『海獣水族館』 村山司・祖一誠・内田詮三 編著 東海大学出版会
『動物の 保定と取扱い』 北 昴 監訳 文永堂
『Wild Mammals in Captivity』2nd Ed, Devra G. Kleiman et al. The University of Chicago Press.
成績評価の方法
3人の講師(講義1-5回、6-10回、11-15回)がそれぞれ課すレポート3題の成績を総合して科目の成績とする。
教員から一言
動物園動物がどのように飼育管理されているかを学び、野生動物の理解に役立てください。
キーワード
動物園動物 野生動物 飼育管理 希少動物の保全
オフィスアワー
各集中授業当日の講義終了後
備考1
2月26日(水)は、9時45分に井の頭自然文化園正門前に集合。
2月27日(木)は、10時に府中キャンパス2号館11号教室に集合。
2月28日(金)は、8時45分に新江ノ島水族館入口前に集合。入園料+バックヤード見学代約2000円がかかります。
備考2
参照ホームページ
http://www.zooanimalhealthnetwork.org/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/01/25 13:19:17