科目名[英文名]
内分泌学   [Veterinary Endocrinology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01VN3112
責任教員 [ローマ字表記]
永岡 謙太郎, 渡辺 元   [NAGAOKA Kentaro, WATANABE Gen]
所属 グローバルイノベーション研究院 研究室 獣医生理学  メールアドレス

概要
各種ホルモンの分泌調節機序について学び、内分泌系による動物の内部環境の統合調節の意義を理解する。
到達基準
1)各種ホルモンの生合成と分泌調節およびその作用について学び、内分泌系による内部環境の統合調節の意義を理解する。
2)成長と代謝を制御するホルモンについて学び、その制御機構について理解する。
3)水と電解質の代謝を調節するホルモンについて学び、その恒常性維持機構を理解する。
4)カルシウム代謝を調節するホルモンについて学び、骨の生理学を理解する。
5)ストレス説について学び、動物のストレス反応について理解する。
6)消化管機能を調節するホルモンについて学び、その制御機構を理解する。
7)雌雄の配偶子がどのように形成されるか、受精後どのように妊娠が維持され分娩と泌乳に至るかを理解する。
授業内容
第1回 内分泌の基本的性質1
内分泌を外分泌や傍分泌と区別して理解し、ホルモンとその他の情報伝達物質との差異を説明できる。
第2回 内分泌の基本的性質2
ホルモンの構造とその作用機序、分泌調節のしくみとその階層性、およびフィードバック機 構を説明できる。
第3回 成長と代謝の調節1
成長に関わるホルモンを説明できる。
第4回 成長と代謝の調節2
甲状腺ホルモンの合成、分泌調節および作用を説明できる。
第5回 成長と代謝の調節3
血糖を調節するホルモンを説明できる。
第6回 水・電解質代謝調節
電解質コルチコイド、バソプレッシン、心房性ナトリウム利尿ペプチドの作用と分泌調節を説明できる。
第7回 カルシウム代謝調節
上皮小体(副甲状腺)ホルモン、カルシトニン、活性型ビタミン D3 の生合成と分泌調節およびその作用を説明できる。骨代謝とその調節を説明できる。
第8回 ストレスに対する内分泌反応1
ストレス反応における視床下部・下垂体・副腎(HP A)軸の役割について説明できる。
第9回 ストレスに対する内分泌反応2
副腎髄質ホルモンの合成と分泌調節およびその作用を説明できる。
第10回 消化に関する内分泌調節
消化管ホルモンの種類と作用を説明できる。
第11回 生殖生理1
精巣における精子形成の過程とその調節機構を説明できる。
第12回 生殖生理2
卵巣における卵子と卵胞の成熟、および排卵と黄体形成の過程とその調節機構を説明できる。
第13回 生殖生理3
妊娠・分娩のホルモン支配について説明できる。
第14回 生殖生理4
乳腺組織の増殖・分化および乳汁の産生と分泌の機序を説明できる。
第15回 期末テスト
履修条件・関連項目
授業時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と 復習を行うこと
関連科目:統合生理学、器官制御生理学、生理学実習、生化学実習
学習内容は、本学の標準時間数に準じている。
テキスト・教科書
スライドを印刷したものを配布する
参考書
ギャノング生理学原書24版:岡田 泰伸監訳、丸善 
イラストレイテッド獣医代謝・内分泌学: 米澤智洋監訳、インターズー
生理学ガイドブック(獣医学教育モデルコアカリキュラム、獣医生理学・生理化学教育懇談会編)
成績評価の方法
前程として,出席が7割以下の場合は成績評価をおこなわない。成績は試験100%
教員から一言
生理学ガイドブック(獣医学教育モデルコアカリキュラム、獣医生理学・生理化学教育懇談会編)の内容を中心に講義します。各時間でまとまった内容の講義をするので、遅れずに出席すること
キーワード
内分泌, 外分泌, ホルモン, 受容体, アミノ酸誘導体, ペプチド, ステロイド, フィードバック機構、標的細胞
オフィスアワー
火曜の午前11時から午後13時、必要に応じてメール等での相談も受け付ける。居室は4号館422号室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/02/28 16:10:49