科目名[英文名] | |||||
環境衛生学 [Environmental Hygienics] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01VN3304 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
佐藤 至(岩), 藤川 浩 [SATOU Itaru, FUJIKAWA Hiroshi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
環境衛生学は,公衆衛生学総論,食品衛生学,人獣共通感染症学とともに公衆衛生学を構成するものであり,自然環境や生物多様性の保全,環境汚染と公害,廃棄物や排水などの生活環境,地球環境問題,化学物質や放射性物質による汚染問題など,現代社会において重要となっている種々の環境問題について,その原因,現状と対策等について理解する。 |
到達基準 |
環境科学の概念と獣医学の関係を説明できる 環境汚染の歴史、環境衛生の定義・概念・現在の問題点を説明できる 化学物質および病原微生物による環境汚染を列挙し、それによる人および動物へのリスクとリスクアセスメントを説明できる 環境基本法の理念と環境基準の概念を説明でき、環境衛生学に関与する法律を列挙できる 環境影響評価(環境アセスメント)を説明できる 水媒介感染症(細菌性、ウイルス性、原虫性)を説明できる 有害化学物質による健康障害を説明できる 水道法に関して説明でき、水道水の水質基準の主な項目を列挙して説明できる 浄水処理(塩素処理を含む)の原理と工程を説明できる 下水と下水道の定義とその衛生管理(生活廃水を含む)および下水道法と下水道法施行令に基づく排水基準を説明できる 下水処理。排水処理の原理とその問題点を説明できる 河川、沼、海の水質検査や水質基準を説明できる 大気の組織とその健康影響を説明できる 室内環境を評価する代表的な検査項目を列挙し、室内環境が人や動物に与える影響を説明できる 廃棄物の種類と分類を説明できる 廃棄物処理の問題点とその対策(廃棄物処理法)を説明できる 地球規模での環境問題と地域環境問題(公害)について列挙し、国際的動向を説明できる 地球温暖化の原理、影響と対策を説明できる オゾン層破壊の原理、影響と対策を説明できる 酸性雨の原理、影響と対策を説明できる 生物多様性の減少の原理、影響と対策を説明できる 熱帯雨林の減少の原理、影響と対策を説明できる 海洋汚染の原理、影響と対策を説明できる 砂漠化の原理、影響と対策を説明できる 有害廃棄物の越境問題や発展途上国の公害について説明できる 公害の歴史(法的な対応の歴史を含む)を説明できる 大気汚染および環境基準を説明できる 水質汚濁の現状と特徴、水質汚濁防止法に基づく排水基準および環境基準を説明できる 土壌汚染の歴史と現状を概説でき、環境基準について説明できる 騒音・振動・地盤沈下・悪臭の現状、都市環境の特徴およびそれらの法規制を説明できる 人および動物に対して有害な環境中の化学物質を列挙し、人および動物への毒性や危害の実例を説明できる 化学物質による環境汚染対策と法規制を説明できる 放射線利用と放射線汚染の歴史を示し、人および動物への影響を説明できる 衛生動物を分類し、その害(感染症媒体、食品衛生)および防除法と環境対策を説明できる |
授業内容 |
1.環境衛生の概要,リスクアナリシス(教科書第1章,第6章) 2.自然環境の保全と野生動物の保護(第1章) 3.飲料水による危害と衛生(第2章) 4.排水基準と下水処理(第2章) 5.大気環境と室内環境(第3章,第4章) 6.廃棄物とリサイクル(第5章) 7.地球環境問題(1)(第7章) 8.地球環境問題(2)(第7章) 9.公害と環境基準(1)(第8章) 10.公害と環境基準(2)(第8章) 11.化学物質による汚染とその管理(第9章) 12.放射能汚染問題(第10章) 13.放射能汚染問題(第10章) 14.衛生動物(第11章) 15.試験 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
獣医公衆衛生学II(文永堂) |
参考書 |
成績評価の方法 |
出席状況および期末試験を総合して評価する。 1/3以上欠席(遅刻2回を欠席1回に換算)したものには単位を与えない。 30分以上の遅刻は欠席とみなす。 |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/21 9:52:09 |