科目名[英文名]
公衆衛生学実習   [Practice in Veterinary Public Health]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN3305
責任教員 [ローマ字表記]
石原 加奈子, 藤川 浩   [ISHIHARA Kanako, FUJIKAWA Hiroshi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
獣医公衆衛生学のうち、主に人獣共通感染症及び環境衛生学に関する内容の実習を行う。動物由来感染症、大気、上水、下水に関する検査を取り上げる。
検査の原理、検査手法を理解し、身につける。
専門教育科目のうち、応用獣医学科目群の科目である。
*本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は行政機関において、公衆衛生・食品衛生・家畜衛生行政に直接、携わった経験を持ち、それらを基礎とし、実習を行う。また、地方自治体等からのゲスト講師による実務の講義や、施設見学も行い、現場の状況や対応についての知見を得る。
到達基準
1)人獣共通感染症の診断、疫学情報の解析法を理解し、応用できる。
2)大気、水環境の衛生検査手技を理解し、応用できる。

ディプロマ・ポリシー 観点(D) :地球規模での感染症や畜産物の安全確保などに呈して貢献する、知識・技能を持つこと。
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
(1) オリエンテーション(石原加奈子)
(2) 一般細菌の菌数測定(石原加奈子)
(3) 水検体中の大腸菌群の菌数測定(MPN)(石原加奈子)
(4) 上水検査(石原加奈子)
(5) 衛生研究所見学:飲料水検査法 (藤川 浩)
(6) 下水処理場見学(藤川 浩)
(7) 大気の検査 (気温、湿度、気動等)(藤川 浩)
(8)大気の検査 (ガス濃度、微生物濃度)(藤川 浩)
(9) 人獣共通感染症の病原体の検出(石原加奈子)
(10) 人獣共通感染症の病原体の同定(石原加奈子)
(11) 感染症の疫学(検査法の評価)(石原加奈子)
(12) 人獣共通感染症の分子疫学(石原加奈子)
(13) 感染症の疫学(記述疫学)(石原加奈子)
(14) 感染症の疫学(t検定)(石原加奈子)
(15) まとめ、試験(石原加奈子)
履修条件・関連項目
実習中は白衣を必ず着用し、長い髪は安全のためにまとめること。また、実習時間中に不要な実習室の出入りはしないこと。人獣共通感染症学、環境衛生学、微生物学実習を復習しておくこと。学外へ見学に行く機会があるので、必ず災害傷害及び賠償責任保険に加入すること。
本学の標準時間数に準じ、本科目は、実習科目のため、45時間の授業で1単位とする。
テキスト・教科書
「獣医公衆衛生学実習」学窓社(獣医公衆衛生学教育研修協議会 編)を用いるので購入すること。
その他に必要な資料としてmoodleに掲示するので、事前に確認し、プリントアウトして実習に持ってくること。実験中は汚染防止の観点から、パソコン等を見ながら実験はしないこと。
参考書
獣医公衆衛生学Ⅱ 初版 文永堂、獣医微生物学実験マニュアル チクサン出版
成績評価の方法
1) テスト40%
2) レポート40%
3) 実習時間中の課題、提出物 20%
教員から一言
病原微生物も取り扱うため、必ず白衣を着たうえで、実習に出席すること。微生物学等を復習しておくこと。実験手順、実験器具の取り扱いについて、わからないまま作業に取り掛からず、質問すること。
キーワード
人獣共通感染症、環境衛生学、微生物、水質検査、大気
オフィスアワー
質問は、実習時間中のほか、研究室に在室時は、基本的に対応します。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/02/28 9:56:43