科目名[英文名] | |||||
臨床腫瘍学 [Veterinary Clinical Oncology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 5~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01VN5418 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
町田 登 [MACHIDA Noboru] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 獣医臨床腫瘍学 | メールアドレス |
概要 |
動物の腫瘍疾患については、これまで病理学、臨床病理学、内科学、外科学、画像診断学、放射線学など、さまざまな学科目の中で断片的(細切れ的)に取り扱われてきた。しかしながら、“獣医臨床腫瘍学”が獣医学教育モデル・コア・カリキュラムに組み込まれたことから、より包括的な学問体系を確立し、動物に発生する腫瘍疾患の診断と治療に寄与すべく設けられたのが本学科目である。 |
到達基準 |
動物に発生する腫瘍疾患を適切に診断し、治療を施すためには、腫瘍に関する診断方法ならびに治療方法はもとより、基礎鏑理論や臨床倫理に至るまで多岐にわたって理解することが必要不可欠である。 |
授業内容 |
1. 腫瘍の診断 1) 腫瘍の発生要因 2) 血液・血液化学検査による腫瘍の診断 3) 各種画像検査による腫瘍の診断 ①X線検査 ②超音波検査 ③X線CT検査 ④MRI検査 ⑤核医学検査 4) 細胞診と組織診の方法と適用 2. 腫瘍の病期分類 1) 臨床病期分類(ステージ分類) 2) 孤立性腫瘍におけるTNM分類 3) 代表的な腫瘍の病期分類(乳腺腫瘍・皮膚腫瘍・肥満細胞腫・口腔内腫瘍) 3. 腫瘍の外科療法 1) 外科療法の位置づけ 2) 外科療法の長所と短所 3) 外科療法の適応 4) サージカルマージン(切除縁) 4. 腫瘍の放射線療法 1) 放射線治療の原理 2) 正常組織と腫瘍の放射線感受性 3) 放射線治療装置 4) 分割プロトコル 5) 放射線治療の適応 6) 他の治療法との組合せ 7) 放射線障害 5. 腫瘍の化学療法 1) がん化学療法の原理、適応および限界 2) 抗がん剤の種類、作用機序、適応および副作用 3) 抗がん剤の薬剤耐性 4) リンパ腫治療 |
履修条件・関連項目 |
総授業時間数である30時間に加え、本学の標準時間数に相当する学習時間を当該授業内容の予習と復習にあてることで、より一層理解を深める。 |
テキスト・教科書 |
指定のテキストや教科書はなし。 |
参考書 |
指定の参考書はなし。 |
成績評価の方法 |
2回実施する試験の結果等から総合的に判断する。 |
教員から一言 |
授業内容が豊富な学科目ですので、授業の予習と復習が重要なポイントとなります。 |
キーワード |
特になし。 |
オフィスアワー |
月曜日〜金曜日の8:30〜17:15 |
備考1 |
特になし。 |
備考2 |
特になし。 |
参照ホームページ |
特になし。 |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/28 11:02:23 |