科目名[英文名] | |||||
地圏環境学 [Terrestrial Environmental Sciences] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01en1031 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
梅澤 有 [UMEZAWA Yu] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 2号館120室 | メールアドレス |
概要 |
「地圏環境学」は、私たちに関わりの深い地球表層の環境の基礎的知識について、特に、陸域土壌や水圏の堆積物の成因や特性に着目して講義を行います。地質や地形、土壌特性の違いが、水質に影響を与え、それが隣接する水圏の生物にも影響を与えるという一連の流れを学んでもらいます。また、海底堆積物-水柱の境界層での様々な生物・化学調査や生態系保全手法について、調査方法の概要を交えて理解してもらいます。 この授業は、全学共通教育科目の「地学」、「地球環境地学」、学科基礎科目の「地球化学」、「生態系管理学」、学科専門科目の「大気環境学」、「海洋環境学」、「陸水環境学」、「環境土壌学」で扱う内容と関連した内容を扱います。地球表層の各システム間のつながりを意識して体系的に学習してくことが望ましいです。 |
到達基準 |
本講義 の履修を成功裏に完了した学生は、 ・陸域土壌や水圏の堆積物とは、どのように作られ、どのような理化学的特徴を持ち、地域、海域によりどのような違いが存在するか、について説明できるようになること。 ・大気圏、水圏の物質循環や生態系の構成に、土壌や堆積物の特性が果たす役割について、説明できるようになること。 ・学んだ内容を、アウトリーチとして、一般の人にわかりやすく説明することが出来るようになること。 本科目のディプロマポリシーの観点: 環境資源科学科の(A)、(B)、(D)に関連します。 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップも参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
内容は授業の進行状況+内容の把握状況によって、順番や、取り扱い分量を変化させますが,下記のトピックを講義予定です。 第1回.地球科学リテラシー 第2回.地層の形成、岩石の風化、土壌の形成(1) 第3回.地層の形成、岩石の風化、土壌の形成(2) 第4回.地形や地質・土壌の、河川・地下水水質への影響(1) 第5回.地形や地質・土壌の、河川・地下水水質への影響(2) 第6回.河川・地下水水質の水圏生態系への影響(1) 第7回.河川・地下水水質の水圏生態系への影響(2) 第8回.水圏の堆積物の特性と調査方法 第9回.水圏の堆積物の特性と物質循環への役割(貧酸素水塊)(1) 第10回.水圏の堆積物の特性と物質循環への役割(貧酸素水塊)(2) 第11回.水圏の沈降粒子の特性と評価 第12回.水圏の堆積物を用いた汚染・生態系変動の解析 第13回 底生の大型生物相(海草藻場、サンゴ礁)の機能と保全(1) 第14回 底生の大型生物相(海草藻場、サンゴ礁)の機能と保全(2) 第15回 これまでの授業の総括(定期試験) |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
使用しませんが、必要に応じて、授業中に紹介します。プリントを適宜配布します(moodle等で電子配布します)。 |
参考書 |
授業中に適宜、指示します。授業スライドの右下に、参照している論文の情報を掲載します。 |
成績評価の方法 |
質問等を通した主体的(積極的)な授業参加度と期末テストにより評価します。 |
教員から一言 |
この講義が、地球表層の物質循環を理解していくための識見を育てるのに役立つことを希望します。授業内容は、受講生の他の授業の受講内容や知識を考慮して、修正していきます。質問カードや、メールを利用して、わからないことは積極的に質問するようにしてください。 |
キーワード |
生物圏、地形地質、陸域生態系、土壌圏、海底堆積物、生物地球化学 |
オフィスアワー |
オフィスアワーは月曜日の12:00〜14:30です。その他の時間帯でも、教員が在室していれば、訪問を受け付けます。mailでの質問も受け付けます。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://yuumezawa.com/index_j.htm |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/22 16:01:48 |