科目名[英文名] | |||||
農学基礎ゼミ [Basic Seminar of Agricultural Science] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~1 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01fy1002K | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
田中 あかね [TANAKA Akane] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 比較動物医学研究室 | メールアドレス |
概要 |
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。 第一部:全学共通プログラム 大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。 第二部:学部独自プログラム 動物の取り扱い方は、その国や組織の成熟度合いを反映すると言われます。この基礎ゼミでは、馬と人間社会の関係をテーマに、これまで人が馬を利用することでどのような社会発展につなげてきたのかについて掘り下げることで、今後の人と馬との関係はどうあるべきなのかを議論していきたいと思います。馬は、労働動物、食用動物、伴侶動物など、ヒト社会と多角的な関わりを持ってきました。その中には楽しい歴史だけでなく、戦争に用いられた軍馬のような悲しい歴史も含まれています。このような動物種は馬以外にはいません。人が馬をどのように利用し、その恩恵を受けてきたのかを知ることは、ヒト社会の歴史を学ぶことと重なります。歴史を知ることから、次世代の両者のより良い関係を、どのように築いていけるのかを話し合いましょう。担当教員は馬の治療や取り扱いに関する経験を有しているので、それを活かして授業を行う。 |
到達基準 |
1)大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。 2)人が馬を利用してきた歴史や、世界の中で、 馬がどのような用途に用いられているかを調べ、発表する。 3)日本における人と馬との関係を調べ、 次世代のより良い人と馬との関係を議論する。 4)テーマを決めて各自で調査したり、発表することで、 自主的な学習能力やプレゼンテーション力などを身につける。 5)現場の問題点を抽出しその解決策を提案する能力を養う。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
第一部:全学共通プログラム 第1回 大学を知る(I) 大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など 第2回 大学を知る(II) 学科長の講話 第3回 大学で学ぶ 高校と大学での学びの違い。履修計画や留学などを含めて、大学生活を俯瞰的に設計する。問いを立てることで深める学問や研究を考える。 第4回 エネルギー教育と安全教育 エネルギー教育:地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。 安全教育:実験活動における危険の概要。安全を守るための行動。化学薬品の危険と廃棄の方法。 第5回 研究倫理 研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。 第二部:学部独自プログラム 第6回:オリエンテーション、馬とはどのような動物か? 第7回〜第8回:人と馬との関わりの歴史(野生馬から家畜へ) 第9回〜第10回:様々な仕事をする馬たちと人との関わり (労役馬、競走馬、軍馬、競技馬、乗馬、伴侶動物、食用馬、など) 第11回〜第12回:War horse その悲しい歴史 第13回〜第14回:日本における人と馬との繋がり(福島県南相馬市を例に) 第15回:次世代の人と馬のより良い関係について、総合討論 |
履修条件・関連項目 |
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。 学部独自プログラム:80%以上の出席が必要。テーマに対する資料作成や発表を総合的に評価します。予習復習が必要です。必要な学習時間は本学の標準時間数に準じます。 |
テキスト・教科書 |
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。 学部独自プログラム:特に指定しない。 |
参考書 |
全学共通プログラム: ・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦 ・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子 学部独自プログラム:特に指定しない。 |
成績評価の方法 |
全学共通プログラム(25%分):毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。 学部独自プログラム(75%分):テーマに対する資料作成や発表を総合的に評価する。 |
教員から一言 |
馬が好きな人や興味がある人、ぜひ参加してください。 |
キーワード |
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 学部独自プログラム: 馬 |
オフィスアワー |
全学共通プログラム: 各担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム:平日の10時から14時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/25 13:32:23 |