科目名[英文名] | |||||
農学基礎ゼミ [Basic Seminar of Agricultural Science] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~1 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01fy1002l | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
三浦 豊 [MIURA Yutaka] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。 第一部:全学共通プログラム 大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。 第二部:学部独自プログラム タイトル「体に良い食品を科学する」 食品は我々が生きていくうえで摂取することが必須のものであるが、近年は「健康に良い」という観点が注目されている。巷には「体に良い」と言われている食品がたくさん存在しているが、それらは本当に「体に良い」ものであるのか?科学的根拠があるのか?については意外と知らないまま食べていることが多い。本基礎ゼミでは「体に良い」と言われている食品を各自で2つ選び、どのように体に良いのか、またその科学的根拠はどのようなものかを自分で調べて、発表することを行う。根拠を調べる際にはネット情報だけでなく、元の論文を見つけて、それを理解することを求める。 これらの学習を通して、何となく「体に良い」と思っていた食品が本当のところどうなのかを理解するだけでなく、自分で設定したテーマを元に調べて、まとめて発表するという一連の作業を経験し、科学的思考を身につける訓練を行うことができる。 |
到達基準 |
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。 2) 興味を持った事項を調べ、まとめ、発表することができる。食品の機能性について科学的根拠に基づいた判断をすることができる。 主な目標(科目別目標一覧対応): 自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯ |
授業内容 |
第一部:全学共通プログラム 第1回 大学を知る(I) 大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など 第2回 大学を知る(II) 学科長の講話 第3回 大学で学ぶ 高校と大学での学びの違い。履修計画や留学などを含めて、大学生活を俯瞰的に設計する。問いを立てることで深める学問や研究を考える。 第4回 エネルギー教育と安全教育 エネルギー教育:地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。 安全教育:実験活動における危険の概要。安全を守るための行動。化学薬品の危険と廃棄の方法。 第5回 研究倫理 研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。 第二部:学部独自プログラム 第6回 イントロダクション 独自プログラムの内容を説明し、その進め方を説明する。 第7回 テーマ決めとその説明1(クラスを半分に分け、2回にわたり実施する) 興味を持った食品とその機能を簡単にまとめて、それを選んだ理由を口頭で発表する。 第8回 テーマ決めとその説明2 興味を持った食品とその機能を簡単にまとめて、それを選んだ理由を口頭で発表する。 第9回 自らのテーマに関する情報収集 自分が選んだテーマについて、ネット情報を収集し、根拠となりうる論文を探す。また科学的根拠の種類について講義形式で解説する。 第10回 根拠論文の読み込み 学術論文の読み方を説明し、各自の資料を読み込む。講義時間内だけでなく、オフィスアワーにも対応する。 第11回 発表資料作り1 テーマに基づいた発表資料を作成する。 第12回 発表資料作り2 資料作りを継続する。 第13回 発表1 クラスを2つに分け、前半のグループの発表と質疑応答を行う。 第14回 発表2 後半の発表と質疑応答を行う。 第15回 まとめ 発表と質疑応答についての講評とさらに改善するためのアドバイスを行う。 |
履修条件・関連項目 |
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。 学部独自プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、資料探し、論文の読み込み、発表資料作成を行うこと。また科学的根拠に基づいた思考法を身につけ、今後の学生生活に活かしていくこと。 |
テキスト・教科書 |
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。 学部独自プログラム:必要に応じて、説明用資料、補足資料を提供する。 |
参考書 |
全学共通プログラム: ・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦 ・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子 学部独自プログラム:全員に共通するものはない。 |
成績評価の方法 |
全学共通プログラム(25%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。 学部独自プログラム(75%分):講義受講態度、発表の様子、質疑への積極的な参加などを総合的に判断する。 |
教員から一言 |
食品は身近なものですが、その機能については意外と知らないものです。科学的根拠とはどのようなものなのかということを自らの体験を通して、理解してください。 |
キーワード |
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習、学部独自プログラム:科学的思考 |
オフィスアワー |
全学共通プログラム: 各担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム:講義終了後の昼休み |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/03 0:24:17 |