科目名[英文名]
Intercultural Communication   [Intercultural Communication]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 11  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01md1001
責任教員 [ローマ字表記]
田﨑 敦子   [TASAKI Atsuko]
所属 グローバル教育院 研究室 13号館509  メールアドレス

概要
本講義は、異なる言語・文化背景の者とのコミュニケーションを通して協働的に課題を達成できる能力の養成を目的とし、グローバル展開科目のひとつとして位置付ける。講義では、前半で文化やコミュニケーションに関する知識や理論を基に文化の捉え方、コミュニケーションにおける文化的影響、異文化間で起こり得る問題について学ぶ。その際、学んだことを具体的かつ多面的に捉えることができるように異文化体験やコミュニケーションの問題を話し合うグループディスカッションを頻繁に取り入れる。後半では、前半で得た知識を活かし、異なる言語・文化背景の学生で構成されるグループの協働作業による課題達成、成果発表、討論を行い、課題解決能力、異文化間コミュニケーションの能力、プレゼンテーション能力を総合的かつ実践的に養う。
到達基準
・自己の生活やコミュニケーションに影響を及ぼしている自文化の特徴を示すことができる。
・相手の文化の特徴を自文化との比較を通して解釈し、それを基に自己のコミュニケーションを調整し協働して課題を達成できる。

主な目標
 異文化理解◎ コミュニケーション◎ プレゼンテーション〇
授業内容
第1回 文化とは
    文化の定義、特徴、分類方法を学ぶ。
第2回 生活における文化的影響
    文化に関する理論を基に、日常生活における文化的影響(習慣、価値観、生活スタイル 
    等)、異文化で生活する際に起こり得
    る問題について考える。
第3回 ステレオタイプと差別
    ステレオタイプ、そこから生まれ得る差別について議論する。
第4回 コミュニケーションのプロセス
    各自のコミュニケーションの経験を基に、コミュニケーションのプロセス、構成要素を学
    び、コミュニケーションの促進、阻害要因を探る。
第5回 言語コミュニケーション
    コミュニケーションにおける言語の役割を学び、言語背景が異なる者同士が外国語でコ
    ミュニケーションを図る際の留意点を考
    える。
第6回 非言語コミュニケーション
    コミュニケーションにおける非言語の役割を学び、異文化間の相違から考えられる問題に
    ついて考える。
第7回 メッセージの伝達方法
    高コンテキスト・低コンテキスト文化の概念を基に、文化の相違がメッセージの伝え方に
    及ぼす影響を学ぶ。
第8回 グループワーク準備
    グループワークの課題、スケジュールについて説明する。また、異なる文化背景の者がグ
    ループで課題を達成する際の留意
    点、及びプレゼンテーションの効果的な方法を示す。
第9回〜11回 グループワーク
    各グループで課題達成のための作業を行う。
第12回〜13回 グループワーク成果発表
    各グループの成果を発表し、成果について全体討論を行う。
第14回 グループ発表の振り返り
    グループワークで学んだこと、困難、工夫した点などをクラスで共有する。
第15回 総括
    本講義で学んだことを基に、各自に必要な異文化間コミュニケーション能力について考
    え、クラスで共有する。 
履修条件・関連項目
卒業用件に必修の2単位。
授業時間30時間の他、グループワークの課題達成、資料や参考文献を用いて本学の標準時間数に準ずる予習・復習、レポートの作成を行うこと。
テキスト・教科書
講義で資料を配布する。
参考書
"Beyond culture" Edward Hall
"Theorizing About Intercultural Communication" William Gudykunst
成績評価の方法
参加度 30% プレゼンテーション 30% レポート 40%
教員から一言
異なる言語・文化を背景にしたクラスメートとのディスカッションに積極的に参加してください。
キーワード
文化、コミュニケーション・スタイル、価値観、協働
オフィスアワー
月曜日 13:00-15:00
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
英語
語学学習科目
更新日付
2019/02/25 17:40:47