科目名[英文名]
アカデミックライティング入門   [Introduction to Academic Writing]
区分 教養科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 020005
責任教員 [ローマ字表記]
藤井 恒人   [FUJII Tsunehito]
所属 グローバル教育院 研究室   メールアドレス

概要
大学での学びに必要な文章力、思考力の養成を目的とし、大学導入科目として位置づける。講義による授業のほか、様々な考え方を共有し思考を深めるグループワークや文章作成の演習、課題作文などを通して実践的に以下の内容を学ぶ。
1.大学での学びとは
2.クリティカルシンキングを身につける:大学で求められる「考える力」と「根拠の確かさ」
3.問題を解決に導くための考え方の基礎を学ぶ 
4. データを基に議論を展開させるエクササイズ
5.ロジカルライティングを身につける
到達基準
1)論理的・批判的思考を促し、相手に伝わるように伝える文章力を身につける
2)主体的な学びの礎となる能力を鍛える

主な目標(科目別目標一覧対応):
文章理解◎、文章表現◎、教養倫理◯
授業内容
第1回 大学の学びとは:
大学での主体的な学びについて考え、それを支えるスキルとしてのクリティカルシンキングとロジカルライティングの概要を説明する。この回ではクリティカルシンキングの導入を行い、3つの基本を学ぶ。

第2回 クリティカルシンキング1:
主張の基となる根拠自体が妥当かを確認する「根拠の確かさ」を判断するポイントを学ぶ。この回では、「事実か意見か」に焦点を当てる。

第3回 クリティカルシンキング2:
根拠となる事実の確かさを数値データで確かめるポイントを学ぶ。さらに、文献引用の仕方や資料の適切な活用方法についても説明する。

第4回 問題を解決に導くための考え方の基礎1:
クリティカルシンキングを応用し、問題を正しくとらえ、根拠に基づいた解決策を考えるステップを学ぶ。

第5回 問題を解決に導くための考え方の基礎2
適切な分析方法を見分ける練習を行い、さらに根拠としてデータを用いる際の視点について説明する。そのうえで、データを活用して根拠のある解決策を考える。

第6回 ロジカルライティング1
主張・意見と根拠が明確な、論理的な文章を書くためのポイントを学ぶ。ここではロジカルライティングチャートを使ったレポート作成のステップを紹介する。

第7回 ロジカルライティング2
主張・意見、根拠、念押しの形で文章を組み立てることを身につける。さらに、レポートや論文執筆の際の推敲について考える。

第8回 まとめ:応用、大学での学びを生かす
ロジカルライティングやクリティカルシンキングをプレゼンテーションやディスカッションに応用する。さらに、大学で身につける知識やスキルを将来に生かすことについて考える。
履修条件・関連項目
授業時間16時間や課題作文作成時間計5時間程度に加え、テキストや参考書を用いて本学の標準時間数に準ずる予習復習を行うこと。
テキスト・教科書
「Critical Thinking, Logical Writing 『型』で身につける学びの土台」東京農工大学
参考書
「理科系の作文技術」木下是雄
「理系のための文章術入門」西出利一
成績評価の方法
2回の課題作文の評価(70%)、授業やグループワークへの参加度(30%)を総合的に判断する。
教員から一言
キーワード
文章作法、クリティカルシンキング、批判的思考、ロジカルライティング、論理的文章
オフィスアワー
授業前後の時間に質問を受け付けます。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/02/14 10:24:49