科目名[英文名]
経済学   [Economics]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 020022
責任教員 [ローマ字表記]
藤江 昌嗣   [FUJIE Masatsugu]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
経済学(近代経済学)は企業や家計の行動を扱うミクロ経済学と、これらの主体に加え、政府や海外部 門との所得の循環や財市場・労働市場・貨幣市場の「均衡」・「不均衡」を扱うマクロ経済学から成り立 つ。本講義では初めて経済学を学ぶ学生を対象に,社会科学系の基礎科目として、各主体の行動と市場 による資源の効率的配分のメカニズムを修得し、その上で、マクロ的な所得循環や市場の均衡・不均衡 と経済政策の関係について学び、目の前の経済現象を理解できるようになることを目標にしています。 ミクロ経済学は,市場価格を参照する個々の家計や企業の行動から,市場において需要と供給が均衡し, 希少資源が効率的に配分されるメカニズムと,それが市場全体にもたらす厚生を分析する学問分野であ る。初めて経済学を学ぶ経営学部生を対象として,経営学や現実の経営実践を理解するために必要なマ クロ経済学の基礎を解説する。マクロ経済学は,生産,所得,消費,政府支出,投資,輸出入,貨幣量, 利子率,物価,失業率などの経済変数の関係によって,一国全体の経済状況を分析する学問分野である。
到達基準
(1)ミクロ経済学が前提とする個人観,家計(消費者)と企業(生産者)の行動様式,価格メカニズ ムとしての市場像などを中心に,ミクロ経済学の基本的な視座と概念を修得し,経営との関連において 経済現象を理解・説明できるようになること
(2)マクロ経済循環における家計・企業・政府・海外部門の関係,財・貨幣・労働市場の需給,経済 政策の目的と手段などを中心に,マクロ経済学の基本的な視座と概念を修得し,経営との関連において 経済現象を理解・説明できるようになること
授業内容
第 1 回 ミクロ経済学とマクロ経済学の対象と方法((Text 1-7 頁、参考書 1-20 頁)
第 2 回 資源とその効率的配分 (Text 8-19 頁)
第 3 回 市場メカニズムと需要曲線と供給曲線(Text 19-42 頁)
第 4 回 無差別曲線と予算制約線(Text 82-103 頁)
第 5 回 代替効果と所得効果(Text 103-114 頁)
第 6 回 短期・長期の概念と費用構造(Text 115-138 頁)
第 7 回 4 つの生産方法(Text 147-161 頁)
第 8 回 レポート・プレゼンテーション
第 9 回 国民経済計算とマクロ経済循環(参考書 33-51 頁)
第 10 回 IS-LM 分析と財政金融政策(1)(プリント配布)
第 11 回 IS-LM 分析と財政金融政策(2)(プリント配布)
第 12 回 労働市場における需要と供給の不均衡(プリント配布)
第 13 回 国際収支と為替レート(プリント配布)
第 14 回 マクロ経済学の課題と市場の失敗(参考書 80-95 頁)
第 15 回 期末テスト
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
藤江昌嗣『新 ビジネス・エコノミクス』学文社、2016 年。生協で購入できます。
参考書
藤江『アジアからみた新地政学的マクロ経済学』学文社、2017 年.
成績評価の方法
定期試験(60%)・レポート課題(40%)・プレゼン(+α)により,上記目標の達成度を総合的に評価する。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/06/03 8:41:45