科目名[英文名] | |||||
生涯スポーツ実技 [Sport & Physical Activity (Practical)] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 020146 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
岩見 雅人, 小谷 泰則, 奥村 基生, 竹市 勝 [IWAMI Masato, KOTANI Yasunori, OKUMURA Motoki, TAKEICHI Masaru] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
スポーツは個々人の自由な自発的欲求に基づくものであり,社会生活においてスポーツを楽しむことは単に「する」だけにとどまらない。オリンピック・パラリンピックやワールドカップを観戦したり,子供の運動会で応援するなど,スポーツを「みる」楽しさもある。さらに,職場や地域で健康づくりイベントを企画運営したり,指導者やボランティアとして協力するなど,スポーツを「ささえる」側に立って楽しみを分かち合うこともある。 スポーツは,個々人のより高く豊かな生活の質を実現することに役立ち,その楽しみ方や関わり方が個々の体力レベルやライフイベントにより生涯を通して変容していくものである。本科目では,希望するスポーツ種目を選択し、そのスポーツに特有の文化的側面の理解,運動スキル・個人戦術(あるいは集団戦術)・ルール・マナー・審判方法・試合の運営方法等を実技で学びながら、将来の社会形成に貢献する能力を身に付けることを目的として,スポーツ健康科学科目に位置づける。授業の到達目標を達成するための各種の課題を実習する。またこれらの課題を解くために,グループディスカッションやグループワークを行なう。 |
到達基準 |
スポーツの技術・戦術などの身体的スキルとスポーツに関する様々な知識(歴史・ルール・試合運営法など)を学び,生涯にわたる創造的余暇活動の実践能力を修得する。選択するクラスのスポーツ種目の特性に合わせて,次の2つのいずれかの技能の修得する。 (1)身体特性・体力特性・運動スキルレベル等の個性を尊重し,性差や個人差に配慮し,互いに協力し合い,個人の特性に適した正しい方法でスポーツ活動を実践(「する」・「みる」・「ささえる」)できる技能(球技系スポーツ種目の場合など)。 (2)スポーツの伝統を尊び,スポーツの社会文化的価値を理解し,グローバル化した現代社会の中でスポーツの新しい楽しみ方を再発見できる技能(武道系種目の場合など)。 主な目標(科目別目標一覧対応): 自主性・自律性◎,リーダーシップ/ 調整能力◎,コミュニケーション◎,異文化理解○,課題探求,問題解決○,教養倫理○ |
授業内容 |
上記に基づいて複数のクラスがおかれ,学生は1つのクラスを選択・受講する。 第1週のオリエンテーション(体育館)で各クラスの概要(種目や場所等)が説明されたのち,クラス編成を行う。基本的に希望クラスでの履修となるが,クラスの定員を超えた場合は他クラスに移動することがある。 なお,今年度の開講クラスは後学期開始前にアナウンスする。 球技系スポーツ種目クラス(バレーボール)の例。 第1回:授業概要の説明・スポーツ種目のクラス別授業内容の説明・クラス分け・ガイダンス 第2回:運動スキルテスト(実技テスト)・グループ(あるいはチーム)編成・個人およびグループの達成目標の決定 第3回:課題1-安全にスポーツを行なう工夫を考える①(事故防止のための用具・設備の使い方) 第4回:課題2-安全にスポーツを行なう工夫を考える②(ケガ予防のためのウォーミングアップ法) 第5回:課題3-個人スキル修得のための効果的練習法を考える①([レシーブ・パス]) 第6回:課題4-個人スキル修得のための効果的練習法を考える②([サーブ・スパイク]) 第7回:課題5-チームスキル修得のための効果的練習法を考える①([レシーブからトス,トスからアタック]) 第8回:課題6-チームスキル修得のための効果的練習法を考える②([三段攻撃]) 第9回:課題7-個人差を考慮した試合方法を工夫する([ローカルルールの考案,練習試合]) 第10回:課題8-安全かつ効率の良い試合運営を工夫する([審判法,オフィシャル方法,練習試合]) 第11回:課題9-試合をマネージメントする([リーグ戦の企画・競技方法]) 第12回:課題10-試合を「みる」楽しみ方を考える([リーグ戦の運営]) 第13回:課題11-試合を「ささえる」方法を考える([リーグ戦の運営]) 第14回:総合評価-授業の達成目標に対する実技テスト([リーグ戦の運営]) 第15回:総括-グループおよび個人の達成目標に対する自己評価([レポート作成]) |
履修条件・関連項目 |
1単位の科目としてスポーツ健康科学科目群に含まれる。生命工学科のみ,卒業要件には本科目群から体力学実技の1単位を含め,合計2単位修得することが求められる。 授業時間30時間に加え,配布する資料や参考書を用いて本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。 各学科毎に指定された曜日・時限内で履修すること。クラスによって授業場所が変わるので,教員の指示のもとで適切なシューズを必ず用意すること(ジャージやシューズの貸出はしません)。 |
テキスト・教科書 |
各種目の概要やルールおよび安全管理の方法等については印刷して配布することがある。 |
参考書 |
「ボールを使ったフィジカルトレーニング」,広瀬統一・菅澤大我,ベースボールマガジン社. 「生涯スポーツ実践論」,川西正志・野川春夫編著,市村出版. 受講した種目に固有な技術や戦術を解説した図書を読むことを薦める。 |
成績評価の方法 |
この授業では,欠席回数が3回以下であることが,単位修得要件となる。 成績評価は,実技点と平常点の合計点(100%)により行う。 1.実技点(55%) 評価の観点は,技能と受講態度の2つがある。技能は単に習得した技術レベルだけでは判断せず,個人の技能やルール・審判法等の理解,試合やゲームの運営能力が向上したかどうかを評価する。受講態度は遅刻の有無,運動実践に対する積極性・自主性,用具の適切な扱い方,他者との協調性などを評価する。 2.平常点(45%) 定期的な身体運動の実践度を評価する。心身のコンディションを整え,毎回の授業を通じて主体的に身体運動を行いましょう。 |
教員から一言 |
授業当日の心身状態や服装が不適切な場合,実技への参加を認めないことがある(履修案内,スポーツ健康科学科目の項を参照)。なお,シューズについては体育館では体育館専用のシューズ,テニスコートではテニスシューズ(メーカー指定なし)を着用すること。 スポーツの楽しみ方は様々です。生涯を通じたスポーツとのつきあい方を考えていきましょう。 |
キーワード |
スポーツ実践,余暇の創造的利用,社会的役割,リーダーシップ,チームワーク |
オフィスアワー |
可能な限りいつでも対応するが,あらかじめメールでコンタクトを取ることが望ましい。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/10/08 17:21:42 |