科目名[英文名]
哲学   [Philosophy]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 020148
責任教員 [ローマ字表記]
布施 元   [FUSE Motoi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
人間および文化の根本と社会の基礎構造を現代の諸問題との連関において理解するうえで求められる哲学的思考方法を学ぶことを目的とし、共生人文社会科学の科目群の1科目として位置づける。この講義では、哲学と他の諸学問との関係や現代社会とのかかわりに触れながら、哲学についての問題意識を触発し、また、哲学史的な基礎知識の習得も考慮に入れながら、現代的視点から哲学の諸問題にアプローチする。
到達基準
上記の概要で示したプロセスを通じて、①哲学に関する基礎用語を理解し、②それを駆使しつつ、現代に生きる私たちの通念やその自明性を問い直す態度を身につけるとともに、③現代において人間と社会と自然が連関するなかで生じている諸問題や諸課題、また模索されている解決策について、多元的・多角的に思考し判断することができるようになる。
授業内容
第1 回 哲学への導入
第2 回 哲学史の概観
第3 回 近代の世界観と物心二元論
第4 回 精神と身体をめぐる現代的問題
第5 回 心身問題における前近代と近代
第6 回 唯物論と観念論
第7 回 自由意志と決定論
第8 回 合理主義と経験主義
第9 回 市民社会論と労働価値説
第10 回 社会契約論と個人主義的人間観
第11回 リベラル―コミュニタリアン論争
第12回 個人と共同体
第13回 人間中心主義と自然中心主義
第14回 事実と価値
第15回 全体の総括
      定期試験
履修条件・関連項目
2単位の科目として位置づけられ、卒業要件には、本科目群から合計6単位以上を修得することが求められる。授業時間30時間、期末の課題レポートの作成時間計5 時間程度に加え、テキストや参考書を用いて本学の標準時間数に準ずる予習および復習を行うこと。
テキスト・教科書
尾関周二『環境思想と人間学の革新』(青木書店、2007年)。
参考書
尾関周二・後藤道夫・古茂田宏・佐藤和夫・中村行秀・吉田傑俊・渡辺憲正編『哲学中辞典』(知泉書館、2016年)。
成績評価の方法
以下の評価基準に基づき総合的に評価し、60%以上を合格とする。
①授業参加状況(30%) ②講義の際に提出する感想・意見(20%) ③期末レポート(50%)
教員から一言
哲学は、最も古い学問であると同時に、時代のアクチュアルな問題をラディカルに考察する学問です。また、哲学は、人間と社会と自然をめぐるあらゆる学問分野にかかわる魅力的な学問です。
キーワード
現代、近代、環境、生命、共生、人間
オフィスアワー
授業後
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/19 19:26:06