科目名[英文名]
三大学連携特別講義Ⅱ(Perspective of the Humanities and Social Science on "Kyose   [Inter-University Special LectureⅡ(Perspective of the Humanities and Social Science on "Kyosei Society")]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 020235
責任教員 [ローマ字表記]
吉田 央   [YOSHIDA Hiroshi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
"主題:現代社会において持続可能な発展を実現するために重要となる「共生」につい て、その概念と「共生社会」実現の条件と課題を考察します。具体的には、「共生」Jに関 する理論的な検討を踏まえ、国内外における持続可能な社会の構築に向けた取組みに関する事例から、「共生社会」実現に向けた現状と課題を議論します。「共生」とは一体どういうものなのか、という理念の追求とともに、国内外における共生概念の実践例を提示しながら、共生社会のありようを考えていきます。                    
講義は以下の2部から構成されます。

第1部では、人文社会科学の今日の総合的視点を「共生Jと定位し、そこから現代社会が直面している課題を浮き彫りにし共生社会の必要性ならびに共生社会構築に必要となる条件について、日本社会での現状と課題を提示しつつ、多面的側面から議論します。
第2部では、自然と人間の共生、とりわけ現代社会における農業の役割と農学的視点を踏まえ、発展途上国農村部における持続可能な地域社会のあり方について、農工大が実施してきた JICA 草の根プ口ジェクトを含む事例を題材に議論します。

本科目は、グローバル展開科目Multidisciplinary Coursesの英語による科目として開講され、また、三大学連携特別講義として東京外国語大学、電気通信大学の学生も履修することができます。"
到達基準
複眼的視点から現代社会の諸問題と未来を考える意識が向上し、その洞察力の醸成を目標とします。                                                                                                 主な目標(科目別目標一覧対応):国際感覚 知の開拓能力 コミュニケーション プレゼンテーション 
授業内容
"<第1部>                                                                                                                                                          第1回目 授業概要の説明、現代社会が抱えている諸問題の概説、「共生J理念と共生型持続可能社会の構築へ向けて① (武田)
第2回目 「共生J理念と共生型持続可能社会の構築へ向けて② (武田)                                                                                                                    第3回目 共生社会の経済・環境政策① (吉田)
第4回目 共生社会の経済・環境政策② (吉田)
第5回目 共生社会構築の基礎的枠組としての人権① (榎本)
第6回目 共生社会構築の基礎的枠組としての人権② (榎本)
第7回目 デイスカッション①:共生社会の構築へ向けて(武田、吉田、榎本)
<第2部>
第8回目 現代社会における農業の役割、持続可能な発展に向けて (千年)
第9回目 農学からみた共生:共生菌、アレ口パシー (藤井)
第10回目 ブラジル・アマゾンにおける遷移型アグ口フオレストリーの普及 (山田)
第11回目 ウズベキスタン・シルク口ードにおける養蚕技術の普及と女性のエンパワメント(川端)
第12回目 ベトナム・バックマー国立公園緩衝地帯における農民参加型木炭多用途利用技術の普及 (及川)
第13回目 タンザニア・ドドマ州農村における相互扶助的労働慣行 (一保、千年)
第14回目 デイスカッション②:発展途上国農村における持続可能な発展に向けて(千年)
第15回目 最終デイスカッション:総合的議論(武田、吉田、榎本、千年)
"
履修条件・関連項目
"2 単位の科目としてグローバル展開科目群に含まれる。卒業要件には本科目群から2単位修得する
ことがもとめられる。
授業時間30 時間とディスカッション発表準備時間4時間程度に加え、各担当者が提示する閲覧可能な講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。"
テキスト・教科書
講義担当者が担当回で適宜、資料を配布および参考文献を提示
参考書
成績評価の方法
授業内でのデイスカッション(40%)ならびに課題レポート及びそのプレゼンテーション(60%)によって評価する。
教員から一言
なし
キーワード
共生、共生社会、持続可能な発展、持続可能な地域社会、発展途上国農村・農業開発、国際協力
オフィスアワー
随時
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
英語
語学学習科目
更新日付
2019/02/28 10:10:35