科目名[英文名]
力学   [Mechanics]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 021205
責任教員 [ローマ字表記]
山本 明保   [YAMAMOTO Akiyasu]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
運動の三法則を軸とする物体の運動(古典力学)について学習する。
具体的には、質点の一次元運動と周回運動、質点系の運動、剛体の並進・回転運動を扱う。
「力学」は物理や工学において最も基本となるものであり、これを習得するとともに、物理的なものの考え方、アプローチの仕方を身に着けることも目的としている。
到達基準
・微分方程式を用いて質点の運動を定式化することができる
・角運動量の概念を理解し、質点の周回運動を定式化することができる
・剛体の運動を正しく定式化することができる

『履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。』
授業内容
第1回 運動方程式とその応用(教科書1章)
第2回 運動の三法則の復習(教科書2章)
第3回 一次元の運動1 微分方程式とは(教科書3章)
第4回 一次元の運動2 振動(教科書3章)
第5回 二次元運動の分解と合成(教科書4章)
第6回 角運動量と極座標表示(教科書5章)
第7回 万有引力による惑星の運動1(教科書6章)
第8回 万有引力による惑星の運動2
第9回 回転運動にともなう慣性(教科書7章)
第10回 質点系の運動1:2質点系(教科書8章)
第11回 質点系の運動2:
第12回 剛体の運動1:運動方程式(教科書9章)
第13回 剛体の運動2:慣性モーメント
第14回 剛体の運動3:回転
第15回 剛体の運動4:並進と回転
履修条件・関連項目
『本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。』
テキスト・教科書
講義は、
・「力学」原島鮮著、裳華房
に沿って進める。
参考書
・「考える力学」兵頭俊夫著、学術図書出版社
は、解析力学まで、できるだけ順を追って平易に解説されている。(卒業生からの評判が高い。)
上記の2冊で難しく感じる人には、より最近に書かれた下記の2冊を薦める。
(ただし、慣性テンソルや解析力学は載っていない。)
・「理工系のための力学」井口英雄、他著、東京図書
は、数学的な内容を含め、丁寧に解説されている。
厚い本が苦手な人は、
・「基礎からはじめる力学」永田一清、宇野正宏、著、培風館
が薄く、簡潔にわかりやすくまとめられている。
成績評価の方法
宿題点20点および中間試験、最終試験各40点の合計100点
90点以上はS、80点〜89点はA、70点〜79点はB、60点〜69点はC
教員から一言
高校物理の力学をよく復習、理解した上で、講義にのぞむこと
分からない事がでてきたら、授業後に質問したり、上記の参考書を読んだりして、早めに解決すること
キーワード
ニュートンの3法則,運動方程式,振動,エネルギー,運動量角運動量,惑星の運動、剛体、慣性モーメント
オフィスアワー
なるべく講義終了後に質問すること
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/09 16:13:22