科目名[英文名] | |||||
力学概論 [Introduction to Mechanics] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 021302 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
下村 武史 [SHIMOMURA Takeshi] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
目的:力学は科学・工学の根幹をなす学問の一つであり、自然科学を学ぶうえで最初に習得するべき科目である。この講義ではニュートンの運動の法則を様々な質点の並進運動および剛体の回転運動へと適用し、その運動を説明することを目的とする。 概要:本講義ではニュートンの力学の法則を理解し、質点の単振動や万有引力による運動に適用する。さらに複数の質点からなる質点系で成り立つ法則を導き、剛体の運動を論じる。 学科基礎専門科目に区分され、選択科目である。 |
到達基準 |
(1) ニュートンの力学の法則を理解し、質点の放物運動,単振動等の問題に適用し、その微分方程式の解として運動を記述できる。 (2) 質点の運動における仕事と運動エネルギー、角運動量と力のモーメントの関係を説明できる。 (3) 質点系における重心運動と相対運動を理解し、質点系における保存則を導出できる。 (4) 剛体の慣性モーメントを理解し,固定軸のある剛体の運動,剛体の平面運動を、微分方程式の解として記述できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
第1回:ガイダンス,基礎力チェック 第2回:位置,速度,加速度 第3回:運動の三法則,摩擦 第4回:力学に用いる微分方程式 第5回:質点の様々な運動,単振動,単振り子 第6回:強制振動,仕事とエネルギー 第7回:力積と運動量 第8回:質点の並進運動に関するまとめ(中間試験) 第9回:角運動量と力のモーメント 第10回:質点系の力学 第11回:重心運動と相対運動 第12回:剛体の運動方程式,剛体の角運動量とエネルギー 第13回:慣性モーメント 第14回:固定軸のある剛体の運動,剛体の平面運動 第15回:剛体の運動に関するまとめ(期末試験) |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
「法則がわかる力学_ 裳華房 遠藤雅守 著 再履修者は昨年まで使用したもので良い。ちなみにG科は以下。 物理入門コース1「力学」 岩波書店 戸田盛和 著 |
参考書 |
物理学の基礎1「力学」 培風館 ハリディー/レスニック/ウォーカー は和書には見られない工夫がふんだんで非常におもしろい教科書である。理解できない場合には、是非参考してもらいたい。 |
成績評価の方法 |
中間試験(50%)、期末試験(50%)で評価を行う。 |
教員から一言 |
高校の物理での力学は、どちらかというと公式を暗記し使う暗記科目だったのではないかと思います。しかし、この考え方はまったく誤りです。自ら微分方程式を立式し、それを解くことで、物体の運動を記述する醍醐味、後の様々な物理学につながる美しさを感じてください。 |
キーワード |
ニュートンの法則,仕事,運動エネルギー,ポテンシャル,角運動量,力のモーメント,剛体,慣性モーメント |
オフィスアワー |
講義日の昼休み。その他教員が在室していれば、質問等随時対応する。 mail での質問も可。 |
備考1 |
成績分布 2018年度 S:13%, A:29%, B:27%, C:20%, D:11% 2017年度 S:6%, A:27%, B:27%, C:22%, D:18% 2016年度 S:8%, A:34%, B:38%, C:9%, D:11% |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/04/10 16:44:34 |