科目名[英文名] | |||||
力学Ⅱ [MechanicsⅡ] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 021503 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
和田 正義 [WADA Masayoshi] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
剛体を対象として,作用する力と複数の力のつりあいについて学ぶ.その道具としてベクトル解析の手法を学習する.それを用いて平面(2次元),空間(3次元)の高度なつり合いの問題を解くことができるようにする.また,剛体の重心位置を求める手法を学び,さらに,複数の部材(剛体)からなる機械構造物の,部材間に働く力を求める方法についても学ぶ。最後に力と仕事の関係などを学習し,ロボットなどの複雑な3次元物体の運動を解析する基礎を確立する. 本科目は学科カリキュラムの専門基礎科目に該当する科目であり,実務経験のある教員による授業である.実務における物理の知識の活用場面などについても講義する. |
到達基準 |
(1)力のモーメントのベクトル表現および外積による計算方法を理解し,3次元空間に作用する回転作用を解析できる. (2)図心と重心の関連性を理解し,複雑な形状の2次元・3次元物体の重心位置をもとめることができる. (3)仮想仕事の原理を理解し,それを応用してシステムに作用する複数の力の関係を導出することができる. 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
第1回 概論 第2回 単位系 第3回 質点の静力学(平面) 第4回 質点の静力学(空間) 第5回 剛体の力学 第6回 剛体に働く力のつり合い 第7回 前半のまとめ 中間試験 第8回 分布力 第9回 構造物の解析1 第10回 構造物の解析2 第11回 梁,ケーブルに働く力 第12回 摩擦 第13回 重心と慣性モーメント 第14回 仮想仕事の原理 第15回 まとめ 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
高校で習った物理の力学とベクトルに関する知識. 機械系の運動,解析,設計の科目の基礎となる知識. 本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと. |
テキスト・教科書 |
生協で販売するテキストを使用.その他必要に応じて参考資料を配布する. |
参考書 |
ベア・ジョンストン著 工学のための力学(上)丸善 など力学一般 |
成績評価の方法 |
中間テスト(50%),期末試験(50%)を基本として総合評価する.なお,出席点は設定しない. 成績評価基準は以下. S(90-100):到達基準を超えた成果を上げている A(80-89):到達基準を十分達成している B(70-79):到達基準を達成している C(60-69):到達基準をほぼ達成している D(0-59):到達基準に達していない |
教員から一言 |
静力学は機械系の解析,設計の基礎として重要です.3次元の複雑な問題を扱って行くには必須の知識を学ぶので,授業に出て確実に理解してください.力学は積み上げと演習が大事です.自分で質問をしたり,他の人が質問する内容をよく聞いたり,また議論したりすることも理解を深めるために有用です.この授業を通して理解を深めてください. |
キーワード |
質点,剛体のつりあい,ベクトル,重心,モーメント |
オフィスアワー |
火曜日午1時から3時まで。6号館208室。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/16 18:17:54 |