科目名[英文名]
機械システム特別研究Ⅰ   [Special Study on Mechanical SystemsⅠ]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 021517
責任教員 [ローマ字表記]
笹原 弘之, 大下 賢一   [SASAHARA Hiroyuki, OSHITA Kenichi]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
 ものづくり創造工学センターに設置してある各種工作機械を用いて、スターリングエンジンを一人1台製作する。最新の旋盤、フライス盤、ワイヤ放電加工機などの実習を行い、ものづくりの楽しさを体験する。また、大量生産には金型が使用されていることを学び、金型を用いてスターリングエンジンのプラスチック部品を「大量生産」することを体験する。こうして、技能の世界から、コンピュータ化された自動加工までの実習経験を通して、日本を支えるものづくりの大切さを味わってもらう。
到達基準
(1) ものづくり創造工学センターの各種の工作機械の加工原理を理解し,担当者およびTAの指導の下に工作機械を自分で操作して,スターリングエンジンの部品加工を行い,最終的に組み上げて動作させること.
(2) スターリングエンジンの動作原理を熱力学的に正しく理解できていること.
(3) 各種の工作機械の安全に関する知識を正しく理解し,それを実行して安全に加工ができること.

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
1.第1回:スターリングエンジンの原理と動作について学ぶ

2.第2回〜第13回: 各種工作機械を用いた製作実習.以下の製作については,グループに分かれて2週ごとに一つの項目の部品を完成させる.
 2.1 旋盤,CNC複合加工機
 2.2 フライス盤,マシニングセンタ,CNC複合加工機
 2.3 ワイヤ放電加工機,ファインカッタ
 2.4 射出成形機・金型
 2.5 ボール盤
 2.6 手作業

3.第14回〜第15回: 組立と調整
 加工した部品を組み立て、スターリングエンジンを実際に動くよう各部分の調整を行う。
履修条件・関連項目
本実習で使用したテキストは、上級生になってからのCAD演習の授業で教材として使用する。それまで大切に保管すること。
テキスト・教科書
実習テキストを大学生協で購入すること.
なお工作材料は支給される。
参考書
機械加工学、機械製作、生産加工に関する参考書がたくさん発行されているので参考のこと。
成績評価の方法
製作したスターリングエンジンの完成度・出来ばえ(6割),調査レポート(2割),実習全体を総括する最終レポート(2割)で評価する。主体的な授業への参加度も評価する。

教員から一言
・最新の工作機械が導入されています。工作機械、工作物、工具などに触れて、見て、聞いて、嗅いで、ものづくりを楽しんでください。
・欠席や遅刻をするとその分の部品が足らなくなり、スターリングエンジンが完成しません。
・危険な作業を伴うので、集中力が必要です。体調を万全に臨むこと。また、安全に関する注意に充分耳を傾けること。
・ものづくりの経験をしておくことは、これから設計や製図、専門科目(理論)を学んでいく上で大変重要なバックグラウンドとなります。
・これほどの設備のそろった工場は他の大学ではそうありません。また、これほど本格的なものづくりの実習も珍しいと思います。乞うご期待!
キーワード
ものづくり、加工、工作機械、組立、スターリングエンジン、安全
オフィスアワー
火曜日の 11:00〜13:00。ただし,会議・出張で不在の場合もあるので,あらかじめメールで確認することが望ましい。教員が在室していれば、質問等随時対応する。
備考1
ものづくりの現場では安全が第一です。企業では作業の安全に万全の注意が払われています。指導者の注意事項をよく聞いて、安全に作業すること。
サンダル履きは厳禁.シャツの裾は外に出さない.安全メガネを着用すること.
備考2
この実習では欠席や遅刻をすると、その分の部品がそろわず、スターリングエンジンが完成しない。健康管理に気をつけ、欠席や遅刻をしないように充分心がけること。
参照ホームページ
http://www.tuat.ac.jp/~koujo/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/18 10:05:28