科目名[英文名] | |||||
細胞生物学Ⅱ [Cell BiologyⅡ] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 022116 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
齊藤 美佳子 [SAITO Mikako] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
〈目的〉 細胞生物学IIでは、細胞生物学Iに続き、細胞がつくる社会について学ぶ。細胞生物学は生命現象を細胞レベルから研究する学問分野である。全ての生物が細胞からできているため、細胞生物学は生命工学の専門基礎を学ぶ必須の科目であり、ライフサイエンス基礎科目として位置づけられている。本講義では、細胞生物学の中の細胞間の相互作用、多細胞生物が形成される過程、再生などを中心に学び、この学問分野の基本的な知識を習得することを目的としている。 〈概要〉 細胞がつくる社会は、細胞結合と細胞外マトリックスなどの細胞間相互作用が基本となり、これにより多細胞生物が形成され発生が進むこと、発生後には幹細胞によって組織の再生が起こること、恒常性が破綻されると疾患となることなどの生命現象であることを講義する。各講義には資料を配付するので、講義中だけではなく、復習にも活用してほしい。参考書を提示しているので、予習して授業に望んでほしい。 |
到達基準 |
受精卵という1つの細胞から多細胞系である個体ができてくる過程、および発生後の細胞がつくる社会性の維持、それが破綻したときに生ずる現象を細胞レベルで理解できる。 本科目は、ディプロマポリシーの観点Aに対応づけられている。 |
授業内容 |
第1回 細胞生物学とは?細胞がつくる社会 第2回 細胞結合と細胞外マトリックス 第3回 多細胞生物における発生(1)配偶子形成 第4回 多細胞生物における発生(2)生殖方法と受精 第5回 多細胞生物における発生(3)卵割初期発生 第6回 多細胞生物における発生(4)原腸形成と神経管形成 第7回 多細胞生物における発生(5)パターン形成 第8回 多細胞生物における発生(6)器官形成 第9回 多細胞生物形成のまとめ 中間試験 第10回 幹細胞と組織の再生(1)幹細胞 第11回 幹細胞と組織の再生(2)再生 第12回 がん 第13回 老化 第14回 免疫 第15回 発生後生命現象のまとめ 期末試験 |
履修条件・関連項目 |
本講義は、生物学基礎、基礎生物化学、基礎分子生物学、生命化学I、II、分子生物学I、II、細胞生物学Iを予めあるいは同時に履修しておくことが望ましい。 授業時間30時間に加え、毎回の授業で配布した資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行なうこと。 |
テキスト・教科書 |
プリントを使用する。 |
参考書 |
「細胞の分子生物学」、「発生生物学」、「分子発生生物学」、などその他にも授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法 |
中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績により評価を行う。 |
教員から一言 |
多細胞生物の最小単位である細胞の機能に重点をおき、生命現象を理解する学問であり、分子生物学や生命化学で学習した内容と併せて理解を深めてほしい。 |
キーワード |
発生、幹細胞、分化、再生、がん、免疫 |
オフィスアワー |
毎回の授業終了後に、質問等に適宜対応する。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/28 18:58:50 |