科目名[英文名] | |||||
有機材料化学実験Ⅰ [Experiments of Organic Materials ChemistryⅠ] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 4 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 022311 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
臼井 博明, 遠藤 理 [USUI Hiroaki, ENDO Osamu] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本実験は学科専門科目に区分され必修科目である。「無機分析化学実験」および「物理学実験」の2つのパートからなる。専門課程の最初の実験で、各専門に進む基礎実験となる。 「無機分析化学実験」は、遠藤理・松元道子 「物理学実験」は、遠藤理、田中邦明(臼井博明)がそれぞれ担当する。 (無機分析化学実験) 本実験では無機化学および分析化学の基礎事項について実験実習を通じて無機・分析化学実験の基礎を学ぶ。 (物理学実験) 本実験では物理学および物理化学の基礎事項について理論を学び、物質科学に関する実験方法を習得する。 |
到達基準 |
(無機分析化学実験) 実験を行う際の心構えや準備について学習し、実験ノートの書き方・データの取得・結果の整理・レポートの書き方を身につける。また、器具の検定の仕方、有効数字や誤差の概念を理解し活用できるようにする。 (物理学実験) 特に実験結果の解析・考察に重きをおいたレポートの作成法について学び、将来の卒業研究にそなえる。誤差計算の方法およびレポート中での参考文献の引用の方法も学習する。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
((無機分析化学実験) 1.安全講習・レポート作成法についての講義 2.物理量、SI単位系、有効数字と最小二乗法に関する講義および演習 3.滴定器具の検定;ビュレットおよびピペットの校正曲線の作成を通じて、測定実験における系統誤差の重要性を認識する。 4.中和滴定曲線;溶液中のイオン平衡の原理を理解する。 5.比色分析;比色分析から硫酸銅水溶液の濃度を求める。 可視吸収スペクトルを測定し、検量線と最小二乗法の意義を理解する。 6.イオン交換・キレート滴定; イオン交換とキレート滴定により硫酸銅水溶液の濃度を求める。 イオン交換樹脂およびキレート剤の機能を体験する。 7.ミョウバンの合成と分析; 基本的な無機物質であるミョウバンの合成法を通じて合成実験および生成物の分析法の基礎を学ぶ。 8.ガラス細工; ガラス細工の基本を学び直管つなぎとキャピラリ作成法に習熟する。 (物理学実験) オリエンテーションと安全講習+実験内容についての演習 1.単振動 (バネの単振動現象を観察し、バネ定数やバネの弾性エネルギーについて調べる) 2.連成振り子 (2つの単振り子をバネでつないだ連成振り子を用い、連成振動の理論を学ぶ) 3.気柱の共鳴 (気柱の共鳴現象を利用して音波の周波数を測定することにより波動について考える) 4.直流回路 (電圧、電流、抵抗などの測定に関する基礎技術を身に付ける) 5.交流回路 (交流回路における位相や複素表示の概念について学ぶ) 6.誘電体 (誘電率の分子レベルにおける構造や運動特性との関係を理解する) |
履修条件・関連項目 |
(無機分析化学実験)無機化学、分析化学 (物理学実験)物理学基礎および演習I、同II、力学、振動・波動の物理を履修していること。電磁気学を履修中のこと。 授業時間に加え,本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
学科で編集したテキストを用いる。 |
参考書 |
(無機分析化学実験)コットン・ウィルキンソン・ガウス 基礎無機化学 培風館 (物理学実験)物理学通論(上下)原康夫,アトキンス 物理化学(上) |
成績評価の方法 |
実験態度および理解度などによって判定する平常点(50%)とレポート点(50%)などで総合的に判断する。無断遅刻は大幅に減点される。レポートを提出しなかったもの、期限に遅れたものは単位がつかない。 |
教員から一言 |
(無機分析化学実験)実験中は保護眼鏡を着用のこと。 (物理学実験)グループで行う実験であるが、各自積極的に参加すること。 |
キーワード |
容量分析、滴定・比色分析、振動・共鳴現象、電気回路、誘電緩和 |
オフィスアワー |
実験中適宜質問を受ける。また実験終了後1時間をオフィスアワーとする。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/07 11:02:53 |