科目名[英文名] | |||||
反応速度論 [Kinetics] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 022316 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
村岡 貴博 [MURAOKA Takahiro] | |||||
所属 | グローバルイノベーション研究院 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
学科専門基礎科目の観点Aに区分され,必修科目である。本講義では,化学反応の進行する速度についての取り扱いと考え方について学びます。具体的には、化学反応の速度をどのように表したらよいのか?それは何で決まるのか?予測することは可能なのか?について系統的に理解して、反応速度式を使いこなせるようになることを目標とします。また、有機材料の設計に不可欠な拡散、熱伝導、粘性等の物質の輸送現象についても学びます。 |
到達基準 |
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 速度式をよく理解し、積分形速度式が導びくことができる。また、データから速度式を導くことができる。 複雑な多段階素反応から、速度式を導くことができる。 分子運動を理解し、諸関係式を使いこなすことができる。 以上を目標とします。 |
授業内容 |
本講義では、以下の流れに沿って講義を行います。なお、講義予定が変更になることもあります。講義進行・試験予定・補講予定等の詳細については、講義時間内にアナウンスします。 1.化学反応の速度の表し方 2.速度式の決定法 3.一次反応と二次反応の速度式 4.緩和 5.アレニウス式、活性化エネルギー 6.逐次反応 7.律速段階、定常状態、前駆平衡 8.これまでの内容のまとめ 中間試験 9.連鎖反応、爆発 10.均一系触媒作用 11.光反応 12.気体分子の運動 13.イオン伝導,輸率,拡散 14.分子運動論と反応速度 15.本講義のまとめ 期末試験 |
履修条件・関連項目 |
1年次で熱力学1および2を履修していること。本講義履修後は、物理化学演習IIを履修すると理解が深まる。授業時間に加え,本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
アトキンス物理化学(下巻)第10版 東京化学同人 |
参考書 |
成績評価の方法 |
平常点(10点)、中間試験(40点)、期末試験(50点)で評価します。状況に応じて変更することもあります。 |
教員から一言 |
化学反応式を知っているだけでは反応を記述できたとは言えません。反応の速度と、それが何で決まるかを知っている必要があります。熱力学で学んできた平衡論の考え方から、速度論の考え方に移行する重要な内容なのでしっかり習得して下さい。 |
キーワード |
反応速度、エネルギー、拡散 |
オフィスアワー |
授業終了後 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/08 12:12:23 |