科目名[英文名] | |||||
CAD演習 [CAD Exercises] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 022518 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
岩見 健太郎 [IWAMI Kentaro] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
現代の機械の設計・生産において、工程の短縮やコスト削減のためCAD(Computer Aided Design)の利用は欠かせない.特にコンピュータの発達によって3次元CADの利用が主流となり,NC加工機の発展とも相まって,従来不可能であった複雑な曲面形状を持つ部品の創成が広まっている.さらに近年の3Dプリンタの発展はこのような部品の製作を一般家庭レベルまで身近なものにしつつある. 本演習では,このような時代に対応した3次元における表現力を身に着けることを目標とする,そのため演習前半では,1年次のときに製作したスターリングエンジンの3次元モデルを作成し,画面上でスターリングエンジンを動かす.後半は自由製作にとりくみ,最終回に製作結果のプレゼンテーションを行う.この演習を通して,3次元CADの初級段階をマスターする. 本科目は学科カリキュラムの必修科目に該当する。 |
到達基準 |
(1) 機械部品の3次元CADモデルを構築し,それらを組み合わせたアセンブリを製作して,機械の動作を計算機上で再現することができる. (2) 3次元CADにおけるモデルの表現方法およびデータ構造を理解し,与えられたモデルに対して適切な設計変更を行うことができる。 (3) 2次元図面から3次元モデルを構築することができる. (4) 3次元CADソフトウェアSolidworksの基本操作を身に着け,わからない点はオンラインヘルプなどのドキュメントを調べて自習することができる. これらを通じて、ディプロマポリシーの観点(B)、(C)の能力を涵養する。(詳細は履修案内のカリキュラムマップを参照してください。) |
授業内容 |
第1回 (4/15(月)1限:ガイダンスとオンラインチュートリアルによる学習,個人用ノートPCへのインストール ##ノートPCを所有している学生はかならず持参してください## 第2〜8回 スターリングエンジンの部品図を作成し,組み立て,シミュレーション機能を使って,動かす 第2回 モデリングI CADの基本(面・スケッチ・フィーチャー) 第3回 モデリングII モデリングのルール 第4回 モデリングIII さまざまなモデリング 第5回 モデリングIV 読図とモデリング 第6回 アセンブリI 標準部品を利用したモデリング、拘束 第7回 アセンブリII 第8回 図面とシミュレーション(アセンブリ予備日) 第9回 これまでの復習 中間試験、 第10〜14回 自由制作(自由課題、または科学博物館 製糸場復元プロジェクトから選択) 第10回 自由制作I グループ決め、課題決定、検討開始 第11回 自由制作II 制作、課題抽出 第12回 自由制作III 制作、課題解決 第13回 自由制作IV 制作、ブラッシュアップ 第14回 自由制作V 制作、プレゼンテーション準備 第15回 発表会 最終試験 演習は,毎週,授業時間帯にメディアセンター2階L0821室に来て各自課題に取り組む。自ら所有するノートPCに大学所有の3次元CADをインストールして自宅でも自習できる体制を作ることが望ましい。ノートPCを所有していない学生には,授業の際PCを貸与するが,台数に限りがあり先着順となる.自習や演習中に生じた疑問点などは,授業時間内に随時TAや教員に聞くこと. |
履修条件・関連項目 |
「機械製図法」および「機械システム特別研究I」の単位を修得していることが望ましい. 自由制作にあたっては、各グループごとに役割分担を互選で決めたのち、特定の対象に関してCADモデルまたはアセンブリを制作する。課題により増減するが、15時間程度の授業外学習時間が必要となる。 授業時間45時間と上記の授業外学習時間に加え、授業で配布する教材や後述の参考書を使って本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
なし |
参考書 |
「機械システム特別研究I」の教科書 SolidWorks : 3次元CAD入門 / 水野谷啓希, 長坂保美共著. -- 丸善プラネット |
成績評価の方法 |
毎回の演習課題:30%,中間試験:30%,最終試験:40% |
教員から一言 |
CAD演習は,自ら学び,楽しみながら自ら覚えることが望ましい.空き時間でPC教室を有効に使い,課題に取り組んでほしい.ノートパソコンを所有している学生に対しては,3次元CADをインストールして,自習ができるようにする。3次元CADは,1年間有効のライセンスになっており,本年末まで自由に利用できる.3年次以降は,ものづくりサークルや各研究室のネットワークライセンスを利用してほしい. |
キーワード |
3次元, CAD, スターリングエンジン |
オフィスアワー |
木曜日4,5限。メール(k_iwami@cc.tuat.ac.jp)にてアポイントを取ること。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://nmems.lab.tuat.ac.jp/TuatInfo.html |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/13 10:12:43 |