科目名[英文名]
制御工学Ⅰ   [Control Engineering Ⅰ]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022530
責任教員 [ローマ字表記]
田川 泰敬   [TAGAWA Yasutaka]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
古典制御の基礎を学ぶ.具体的には,ラプラス変換,伝達関数,伝達関数の利点,代表的な要素の性質,制御系の評価指標,古典制御に基づく制御系設計など.制御工学は数式を多用する学問ではあるが,本講義ではただ数式の変形に時間を費やすことはできるだけ避け,その数式の持つ工学的意味を理解できるよう,常に実際の機械システムの制御を意識した講義を心がける.また,理解を助けるための演習問題を状況に応じて課す.
なお, 学科カリキュラムの専門基礎科目に該当する.
到達基準
周波数領域でシステムを考えることに慣れ,周波数領域での制御設計ができるようになること.
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください.
授業内容
第1回    制御とは?
ラプラス変換の復習
第2〜3回  伝達関数のアドバンテージ
        (応答計算,安定性,周波数応答特性,システムの結合)
第4〜6回  代表的な制御要素の性質
第7〜9回  制御系の安定性(ナイキストの安定判別)
第9〜11回  制御系の評価指標(定常偏差,安定余裕)
第12〜14回 制御設計
         位相進み遅れ補償,PID制御
第15回   まとめ 定期試験
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと
機械力学,微分方程式,線形代数
テキスト・教科書
参考書
フィードバック制御入門 杉江俊治,藤田政之 コロナ社
成績評価の方法
授業中に宿題として課したレポートと期末試験によって成績を評価する.
レポート  2
定期試験 8
教員から一言
式の変形だけに捕らわれず常に制御の目的について考えること,また,周波数領域でシステムを考えることに慣れてほしい
キーワード
伝達関数,極,周波数応答,安定判別,安定余裕,定常偏差,位相進み遅れ補償,PID
オフィスアワー
メールにてアポイントを取ってから来室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/15 19:09:30