科目名[英文名]
フーリエ解析および演習   [Fourier Analysis & Practices]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 3 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 022703
責任教員 [ローマ字表記]
田中 洋介   [TANAKA Yosuke]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】フーリエ解析は工学分野、特に電気系、機械系、物理系において重要な数学であり、その基礎を身につけることが本講義の目的である。
【概要】数学的な扱いだけでなく、今後の電気系科目、特に回路理論、通信理論、符号化・暗号化、波動等への利用を考え講義を行う。
到達基準
(1)フーリエ級数展開を理解し、様々な関数を三角関数や複素正弦波によりフーリエ級数展開できる
(2)フーリエ変換を理解し、特殊関数を含む様々な関数のフーリエ変換ができる
(3)畳み込み積分とフーリエ変換の関係や、パーシバルの定理を理解し、畳み込み積分をフーリエ変換できる
(4)相関関数とフーリエ変換の関係や、ウィナーキンチンの定理を理解し、相関関数をフーリエ変換できる。
(5)線形システムとフーリエ変換の関係を理解し、実際に応用できる
(6)ラプラス変換について理解し、様々な関数をラプラス変換できる。

履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。
授業内容
第1回 数学的準備
 □ 周期関数
 □ 複素数と複素表示
 □ 偶関数と奇関数
第2回 フーリエ級数(I)
 □ 三角関数によるフーリエ級数展開
第3回 フーリエ級数(II)
 □ 複素フーリエ級数展開
第4回 フーリエ変換
 □ フーリエ積分
 □ フーリエ変換の性質
第5回 特殊関数(I)
 □ デルタ関数
 □ デルタ関数のフーリエ変換
第6回 特殊関数(II)
 □ 周期関数のフーリエ変換
 □ 単位階段関数のフーリエ変換
第7回 たたみ込み積分
 □ たたみ込み積分
 □ たたみ込み定理とパーシバルの定理
 □ サンプリング定理
第8回 相関関数
 □ 相関関数
 □ 相関関数のフーリエ変換
第9回 微分方程式への応用
 □ フーリエ変換による線形常微分方程式の解法
第10回 線形システム
 □ 線形システム
第11回 電気回路への応用
 □ 電気回路の方程式
 □ 電源が正弦波交流の場合
 □ 電源が(正弦波交流以外の)周期電圧の場合
□ 電源が一般的な波形電圧(非周期電圧)の場合
第12回 ラプラス変換
 □ ラプラス変換とは
 □ ラプラス変換の性質
 □ ラプラス逆変換
第13回 ラプラス変換の微分方程式への応用
 □ 微分方程式の解法への応用
 □ フーリエ変換との関係
第14回 復習の演習
第15回 全体のまとめ
     期末試験

履修条件・関連項目
微積分、三角関数、複素数などの高校数学を良く復習しておくこと。
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
黒川・小畑著:演習で身につくフーリエ解析(共立出版)
参考書
H.P.スウ著、佐藤訳「フーリエ解析」森北出版、松尾著「やさしいフーリエ変換」森北出版、小暮著「なっとくするフーリエ変換」講談社
成績評価の方法
小テストおよび期末試験で総合的に判断
小テスト1〜2割程度、期末試験8〜9割程度。

過去の成績分布
[2014年度]S:8%, A:33%, B:37%, C:13%, D:9%
[2015年度]S:4%, A:32%, B:30%, C:23%, D:11%
[2016年度]S:11%, A:49%, B:19%, C:17%, D:4%
[2017年度]S:12%, A:45%, B:8%, C:16%, D:18%
[2018年度]S:3.8%, A:22.6%, B:28.3%, C:34%, D:11.3%
教員から一言
問題を自力で解くこと

キーワード
フーリエ変換、フーリエ級数、超関数、サンプリング定理、たたみ込み積分
オフィスアワー
火曜日15:00-16:00、メールでの質問は随時
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/07 13:56:44