科目名[英文名] | |||||
免疫工学 [Immunology] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023113 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
浅野 竜太郎 [ASANO Ryutaro] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
<目的>免疫工学では免疫に関与する蛋白質を中心にその基礎から工学応用を学ぶ。専門科目の本講義では、抗体分子に代表される免疫に関与する蛋白質の構造、機能、多様性を理解し、如何にして分子標的医薬品などの工学応用が達成されてきたかを学ぶことを目標にしている。 <概要>免疫の基礎、次いで抗体分子に代表される免疫に関与する蛋白質の構造、機能、多様性、さらにはこれらの蛋白質の工学応用に関して最新のトピックスも併せて講義する。授業前までに講義資料の抜粋を東京農工大学 学習管理システムにアップロードするので、予習および復習に役立てて欲しい。 |
到達基準 |
1)獲得免疫とそれに関わる細胞および蛋白質の概要を正しく理解できる。 2)抗体分子の構造、機能、多様性を理解し、その取得法を説明できる。 3)免疫に関与する蛋白質の工学応用例を正しく説明できる。 |
授業内容 |
第1回 免疫基礎-獲得免疫と抗体- 第2回 免疫応答および免疫分子の構造と多様性 第3回 抗体の取得と調製 第4回 抗体を利用した測定法 第5回 中間試験 第6回 抗体工学-ヒト型化抗体, 触媒抗体など- 第7回 免疫工学-キメラ抗原受容体, 修飾サイトカインなど- 第8回 低分子抗体と抗体様分子 第9回 抗体の親和性成熟 第10回 コンジュゲート抗体と融合抗体 第11回 二重特異性抗体の開発 第12回 次世代がん治療抗体の開発 第13回 バイオシミラー 第14回 タンパク質製剤の開発-知財, 製造, 臨床- 第15回 期末試験 |
履修条件・関連項目 |
本講義は、蛋白質の構造および改変に関する内容も多く含んでいるため、バイオサイエンス専門科目の「蛋白質科学」を履修していることが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
特になし |
参考書 |
ストライヤー生化学 |
成績評価の方法 |
演習やレポート(30%)、中間試験(30%)、期末試験(40%)で成績評価を行う。 |
教員から一言 |
近年、抗体医薬品の上市が急増しており、またその開発に寄与した複数の研究者がノーベル賞を受賞しています。またキメラ抗原受容体(CAR)療法が承認されるなど、人工改変抗体分子の医療応用も益々進んでいます。なぜ抗体が幅広く産業利用されてきたのかを、その構造および機能から理解すると共に、特に医薬品としての開発を考える上での必要要件を理解し、自ら発想する力を身につけてもらいたいと思っています。 |
キーワード |
抗体, ファージ提示法, 分子標的医薬品, 抗体医薬, 人工抗体, キメラ抗原受容体 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
英語 |
更新日付 |
2019/02/21 16:50:43 |