科目名[英文名] | |||||
マリンバイオテクノロジー [Marine Biotechnology] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023121 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
田中 剛 [TANAKA Tsuyoshi] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
<目的>地球の7割を占める海洋は生命史の9割近くを占め、多種多様な生物が生息している。このことから、海洋は、生物資源、生物遺伝資源の宝庫として注目され、海洋生物の機能を利用した様々なマリンバイオテクノロジーが発展している。この講義は専門科目として、微生物学、分子生物学の基礎知識に基づいて、最先端のマリンバイオテクノロジーの専門知識を習得するとともに、海洋生物資源の工学的応用・産業利用の具体例を学ぶことで、持続的な社会発展に向けた問題設定および問題解決力・研究開発力を涵養することを目的とする。 <概要>海洋から始まる生命の進化とエネルギー獲得戦略や、海洋生物の生産する医薬品、化成品、バイオマテリアル、バイオ燃料の利用、海洋生態系について講義する。各回の授業において授業内容のプリントを配布すると共に、その回の授業内容の理解を深めるための演習を課すので、予習・復習 にも活用して、マリンバイオテクノロジーの基本的な考え方や専門用語を習得してほしい。 |
到達基準 |
以下の項目について、理解・説明ができること。 (1)海洋における生物起源とエネルギー代謝との関連性 (2)進化における微生物のエネルギー獲得戦略 (3)海洋における物質循環における生物の役割 (4)海洋遺伝資源を利用した有用物質生産 この科目はディプロマポリシーの観点B、Cに対応づけられている。 |
授業内容 |
(1)マリンバイオテクノロジーの授業のねらい (2)海からの生物史/生命の起源 (3)海洋における生存戦略 (4)海洋環境からのサンプリング (5)難培養微生物とマリンメタゲノム (6)鉱物(ミネラル)を合成する微生物 (7)バイオミネラルの工学的応用 (8)ゲノム進化と環境適応 (9)極限環境に棲む微生物とその工学的応用 (10)海洋生物資源と有用物質・エネルギー生産 |
履修条件・関連項目 |
基礎分子生物学、分子生物学Ⅰ、分子生物学Ⅱを履修していることが望ましい。 授業時間30時間に加え、配布したプリントや参考書の復習を行い、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行なうこと。 |
テキスト・教科書 |
講義内容に関連するプリントを配布する。 |
参考書 |
難培養微生物研究の最新技術〈2〉ゲノム解析を中心とした最前線と将来展望 微細藻類によるエネルギー生産と事業展望 |
成績評価の方法 |
演習(20%)、レポート(80%)の成績により評価を行う。 |
教員から一言 |
広範な学問分野を包含するマリンバイオテクノロジーの最先端課題について、双方向のやりとりによって理解を深めることができる授業を目指しています。 |
キーワード |
生命の起源、生物遺伝資源、海洋生物を用いた有用物質生産(医薬品、化成品、バイオ燃料、バイオミネラル)、マリンメタゲノム、ゲノム進化、微細藻類 |
オフィスアワー |
講義後に質問など随時対応する。電子メールでの質問も可とする。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/06 17:27:17 |