科目名[英文名] | |||||
先端有機工業化学 [Advanced Industrial Organic Chemistry] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023216 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
森 啓二 [MORI Keiji] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本科目は、現代の有機化学工業の姿とその展望を考えつつ、我々の生活といかに大きくかかわっているかを認識・理解することを目的とする。また、石油化学工業だけでなく、近年進展の著しいファインケミカルを大きく取り上げ、さらにバイオテクノロジーを利用した有機化学製品生産技術および地球環境問題についても解説する。基本的にテキストに沿って進めるが、企業での最新の研究開発トピックスについても取り上げ、企業における実際の研究開発業務のイメージをつかんでもらう。テキストの内容を全て解説するのは不可能であるから、重要なところわかりにくいところを重点的に取り上げる。 これまでの有機化学で学んできた基礎知識がいかに工業レベルで使用されているか、有用性があるかを紹介する。そのため、有機化学Ⅰ〜Ⅲを復習してから受講することが望まれる。 |
到達基準 |
(1)化石原料から様々な石油化学製品の製造法を考案できる。 (2)各種機能性化合物の合成法を理解できる。 ディプロマポリシー 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
第1回 総論 有機化学工業の全体像や、マスケミカルとファインケミカルの相違、それぞれの業種の構造的特徴について解説する。さらに、研究開発から生産/販売までの有機化学工業のシステムについて解説する。 第2回 石油精製 第2〜6回の5回にわけて、有機化学工業の基礎となる石油精製から石油化学までの製品の流れを学習する。また、石炭化学及び高分子化学工業についても、最近のトピックスを交えながら解説する。 第3回 石油化学(1) 第4回 石油化学(2) 第5回 石炭化学 第6回 高分子 第7回 ファインケミカル工業の基礎となる、第1〜6回までのマスケミカル工業について演習を行う。 定期試験 第8回 油脂/食品 第8〜14回の7回にわけて、近年進展の著しいファインケミカル工業について解説し、第1〜6回まで学んできたマスケミカル工業とファインケミカル工業の繋がりを学習する。さらにバイオテクノロジーを利用した有機化学製品生産技術および地球環境問題についても解説する。 第9回 トイレタリー(界面活性剤/化粧品など) 第10回 塗料/染料 第11回 香料 第12回 医薬 第13回 農薬 第14回 バイオテクノロジー 第15回 第8〜14回までのファインケミカル工業について演習を行う。 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
有機工業化学(第2版) 園田 昇 編 化学同人 石油化学だけでなく、ファインケミカルについても詳細に解説している良書である。 |
参考書 |
成績評価の方法 |
成績評価の方法:中間試験(50%)、期末試験(50%)とし、これらの合計で判定する。 |
教員から一言 |
本講義の内容は、卒業研究以降の実際の研究開発においては必要不可欠な重要事項であり、原理を理解するとともにこれらを実際の研究場面で使えるようにしっかりとトレーニングしてほしい。 |
キーワード |
有機工業化学,石油化学工業,ファインケミカル工業 |
オフィスアワー |
オフィスアワー:月曜日、午後(居室:新1号館N510A号室) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/15 14:41:22 |