科目名[英文名] | |||||
有機材料化学実験Ⅳ [Experiments of Organic Materials ChemistryⅣ] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 4 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023318 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
遠藤 理, 兼橋 真二 [ENDO Osamu, KANEHASHI Shinji] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本実験は学科専門科目に区分され必修科目である。「高分子化学実験」および「高分子物理実験」の2つのパートから成る。「高分子化学実験」は、兼橋 真二 (岡本 昭子)・松元 道子, 「高分子物理実験」は, 遠藤 理・戸谷 健朗がそれぞれ担当する。 (高分子化学実験) 繊維、ゴム、プラスチックなど様々な形で利用されている高分子材料は、我々の生活において多岐に亘り応用されている重要な材料である。本実験では、種々の重合方法や得られる材料の形体(微粒子、ゲルなど)における知見を深めるとともに、高分子合成におけるいくつかの特殊な合成技術を習得することを目的としている。 (高分子物理実験) 高分子の物理的性質を理解するうえで高分子構造・機械特性の知見は必要不可欠である。本実験では高分子構造を調べるうえで代表的な構造異方性を調べるための光散乱法に関する実験を行い, その実験を通じて高分子の構造とその評価方法の基礎を学ぶ。また材料引張試験・ゴム弾性に関する実験を通じ, 高分子の機械特性評価に関する基礎的知見を得る。 |
到達基準 |
高分子の形態に応じて適切な取り扱い, 反応の処理ができる。 高分子特有の性質を理解し, 適切な評価方法の選択, 解析が行える。 総合的に知見を整理し, ポリマーの構造, 生成挙動を自分なりにイメージして説明できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
(高分子化学実験) 安全講習および実験ガイダンスの後以下の実験を班ごとに実施する。 1. スチレン-メタクリル酸メチル共重合体の合成とモノマー反応性比の決定 2. 酢酸ビニルの懸濁(パール)重合、ポリ酢酸ビニルのけん化 3. イソプロピルアクリルアミドゲルの合成と体積相転移 4. ε-カプロラクタムの開環重合 (※ε-カプロラクタムの合成部分は3年前期に実施済みのため本講義では重合のみ行う) (高分子物理実験) 安全講習および実験ガイダンスの後以下の実験を班ごとに実施する。 1. 応力-歪み曲線の測定 2. 応力緩和 3. ゴム弾性 4. レオロジー 5. 相構造による光散乱 6. 球晶による光散乱 7. 高分子溶液のpH測定 |
履修条件・関連項目 |
(高分子化学実験)高分子化学I,II (高分子物理実験)熱力学I,II、振動・波動の物理、光学基礎 |
テキスト・教科書 |
学科指定の実験テキストを用いる。 |
参考書 |
(高分子化学実験)基礎高分子科学 (高分子物理実験)テキストに記載、または実験中に指示する。 |
成績評価の方法 |
(高分子化学実験)実験ノート, 実験への取り組み, 口頭試問への対応などの平常点(50%), およびレポート点(50%)により総合的に評価する。遅刻した場合は大きく減点する。 (高分子物理実験)実験態度および理解度、実験中のディスカッションと発表などの平常点(50%)およびレポート点(50%)により総合的に評価する。 |
教員から一言 |
ロボット的(受身的)に課題をこなすのではなく、考えながら実験をするよう心掛ける。そのためにディスカッションの時間を多く設けている。 常に「何故」「何を目的に」実験を行うかを理解し、操作を行うことを希望する。授業時間に加え,本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。 |
キーワード |
English versionを参照のこと。 |
オフィスアワー |
実験中適宜質問を受け付ける。 |
備考1 |
オリエンテーションでのスタッフの指示を注意深く聞いておくこと。 |
備考2 |
(高分子物理実験)実験前に与えられた課題に対して口頭発表してもらいます。 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/03/07 11:07:03 |