科目名[英文名]
化学物理   [Chemical Physics]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 023617
責任教員 [ローマ字表記]
山本 明保   [YAMAMOTO Akiyasu]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
講義の前半は,前期に開講されている「熱統計力学」にて既習のエントロピーの定義を確認することから開始し,状態変化の向きについて学ぶ.また,圧力や温度が一定の条件下における平衡状態を,自由エネルギーを導入することで理解する術を学ぶ.後半は,身近に見られる相転移の例を紹介するとともに,その現象を説明する熱統計力学の基本的な考え方を身につける.
到達基準
熱統計力学の基本的な考え方を身につけ,それを身近な現象に定量的に適応することができる.

「本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。」
授業内容
第1回 統計力学の考え方,平衡状態 1
第2回 統計力学の考え方,平衡状態 2
第3回 可逆過程と不可逆過程,自由エネルギー 1
第4回 可逆過程と不可逆過程,自由エネルギー 2
第5回 熱と仕事 1
第6回 熱と仕事 2
第7回 ギブスの自由エネルギーと化学反応 1
第8回 ギブスの自由エネルギーと化学反応 2
第9回 ギブスの自由エネルギーと化学反応 3
第10回 相平衡と相転移 1
第11回 相平衡と相転移 2
第12回 相平衡と相転移 3
第13回 表面張力
第14回 核形成
第15回 本講義のまとめ
履修条件・関連項目
熱物理学入門,熱統計力学を既習のこと。
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
熱物理学:キッテル著;山下次郎,福地充 共訳,丸善
アトキンス 物理化学(上):Peter Atkins, 東京化学同人
統計力学:久保亮五著,共立出版
大学演習熱学・統計力学:久保亮五偏,裳華房
統計物理学(上,下):ランダウ,リフシッツ共著;小林秋夫訳,岩波書店
成績評価の方法
レポート点20点および中間試験、最終試験各40点の合計100点
90点以上はS、80点〜89点はA、70点〜79点はB、60点〜69点はC
教員から一言
キーワード
エントロピー,平衡状態,可逆・不可逆過程,自由エネルギー,相平衡,相転移
オフィスアワー
可能な限りいつでも対応するが,メール等で予め連絡があると良い.
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/03/09 16:06:15