科目名[英文名]
物理実験学   [Methodology of Experimental Physics]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 023620
責任教員 [ローマ字表記]
森下 義隆, 内藤 方夫, 稲場 肇   [MORISHITA Yoshitaka, NAITO Michio, INABA Hajime]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
物理実験で必要となる基本的事項を学習する。内容は,計測の基礎概念,不確かさ,単位系,標準,基礎物理定数,真空技術,低温技術,試料作製技術である。いずれも,次年度の卒業研究で行う実験で多くの人が必要となる知識である。
到達基準
(1)計測の不確かさの概念を理解し,実際に正しく使用できる。
(2)単位系や標準の概念を理解し,実際に正しく使用できる。
(3)真空の基礎概念,真空の作り方・測り方を理解する。
(3)低温の基礎概念,低温の作り方・測り方を理解する。
(4)試料作製の基礎知識を理解する。
授業内容
**1-6回:安田 担当
1.  イントロダクション,計測の基礎概念(1):測るということ
2. 計測の基礎概念(2):誤差や不確かさのお話
3. 計測の基礎概念(3):国際単位系(SI)や基礎物理定数のこと
4. SI基本単位(1):長さ標準
5. SI基本単位(2):時間・周波数標準
6. SI基本単位(3):質量、電気、温度、それぞれの標準

**7-10回:森下 担当
7. 試料作製(1):熱化学(反応熱,反応速度,化学平衡,質量作用)
8. 試料作製(2):熱化学の続きと液層成長
9. 試料作製(3):気相成長(真空蒸着やMBEなど)
10. 試料作製(4):試料評価

11-15回:内藤 担当
11. 低温(1):低温の基礎と歴史
12. 低温(2):低温をつくる(液体ヘリウム温度まで)
13. 低温(2):低温をつくる(液体ヘリウム温度以下)
14. 真空(1): 真空をつくる
15. 真空(2):真空をはかる


履修条件・関連項目
熱統計力学、物理化学を履修しておくことが望ましい。
テキスト・教科書
参考書
安田正美「1秒って誰が決めるの?日時計から光格子時計まで」(ちくまプリマー新書)
キッテル「熱物理学」
成績評価の方法
各担当教員ごとにレポートなどで評価する。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
金曜日12:00〜13:00 4号館504号室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2019/12/04 16:24:46