科目名[英文名] | |||||
電気電子機器 [Electrical and Electronics Apparatus] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023720 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
涌井 伸二, 野下 裕市 [WAKUI Shinji, NOGE Yuichi] | |||||
所属 | 感染症未来疫学研究センター | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
私達の身の周りで稼動している電気電子機器を取り上げる。具体的に直流機,誘導機,および同期機を取り上げ,これらの電気・機械エネルギ変換の原理および動作を解説する。 本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は企業における研究開発に直接携わった。授業では、企業や実社会における研究開発の実例を題材として説明を行う。 |
到達基準 |
電磁気学,回路理論,電子回路などで修得した知識の融合を図ることを目的とする。 |
授業内容 |
(1)電磁気の基礎:電動機を解説する前準備として電磁気の基礎を復習する。 (2)磁性の性質:電磁気の基礎(1)の続きであり,磁性材料の特性を理解する。 (3)直流機(A):直流機の中の発電機の原理,構造を理解する。 (4)直流機(B):直流機の動作原理を数式に基づいて理解する。 (5)直流機(c):直流機の運転法を理解する。 (6)駆動回路の実際:産業用機器で使われている実際の駆動回路を示し,この動作を理解する。 (7)中間試験:出席兼用小テストおよび講義内容に基づき中間試験を実施する。 (8)誘導機(A):誘導機の原理を理解する。 (9)誘導機(B):数式を使って,誘導機の動作を記述する。 (10)誘導機(C):誘導機の特性を,具体的にトルクvs回転数の特性を理解する。 (11)同期機(A):同期発電機の原理を理解する。 (12)同期機(B):数式を用いて,同期発電機の動作を記述する。 (13)同期機(C):同期電動機の特性をベクトル図を使って表現し,かつ理解する方法を学ぶ。 (14)雑(予備):DCサーボモータ,ステッピングモータ,リニアモータの産業応用の実態を解説する。 (15)期末試験:期末試験を実施する。 |
履修条件・関連項目 |
回路理論,電磁気学,電子回路,電子デバイス,制御工学を修得しておくことが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
「前田,新谷:電気機器工学,コロナ社」を使用する。 ※2006年使用,川村,野方,田所,早川,松浦:制御用アクチュエータの基礎(コロナ社) ※2005年まで使用,武藤高義:アクチュエータの駆動と制御(増補)(コロナ社) |
参考書 |
「CDプレーヤ入門(真利,林)」,「ディジタル・オーディオ-基礎理論と最新技術-(土井,伊賀)」,「磁気浮上と磁気軸受」,「情報システムにおける制御(大前,平井,涌井)」など |
成績評価の方法 |
・中間試験および期末試験を実施し,この合計で95%の成績評価を行なう。 ・残り5%に対しては,出席状況を加味する。 |
教員から一言 |
(1)身の周りで稼動している電気電子機器の動作を理解することによって,電気回路,電磁気,電子物性などが総合的に活かされていることを理解して欲しい。 (2)毎回、出席調査兼用の小テストを課す。出席不良の学生については,成績評価から除外する。 (3)テキスト記載されていない内容(ロボット,CDなど)も講義する。したがって,欠席していると試験問題は解けない。 |
キーワード |
直流機,誘導モータ,同期モータ,電気・機械エネルギ変換 |
オフィスアワー |
オフィースアワー:毎週月曜日午前9:00から10:00まで。 |
備考1 |
・出席兼用の小テストを毎回課す。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/02/27 9:33:13 |