科目名[英文名] | |||||
パワーエレクトロニクス [Power Electronics] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023723 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
鄧 明聡 [DENG Mingcong] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
パワーエレクトロニクスの分野は、サイリスタと呼ばれる電力用半導体素子の発明(1957年)に始まり、エレクトロニクスの発展に伴って、急速な進歩を遂げてきている。例えば、各種の電気電子機器が必要とする電力(パワー)には、直流や交流といった質的な面や、大電力や小電力といったエネルギー的な面などで、様々な違いがある。パワーエレクトロニクスは、その電気電子機器に電力を供給するために必要な技術である。このパワーエレクトロニクスは、各種電力用半導体素子を用いて電力の変換・制御を扱うことが大きなテーマとなっている。なお、本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業の研究開発に携わっており、授業では、企業における実例での課題などを題材とした議論などを行います。 |
到達基準 |
本講義では、電力の変換・制御に関する技術の基本を理解する事を目標とする。 |
授業内容 |
第1回 パワーエレクトロニクスとは何かについて 第2回 電力の変換・制御に使われる半導体デバイスについて:原理、構造、機能 第3回 交流電力を直流電力に変換する順変換回路(整流回路など)について(1):回路構成 第4回 交流電力を直流電力に変換する順変換回路(整流回路など)について(2):動作原理 第5回 直流を交流に変換するインバータの基本的な方式である他励式インバータについて(1):回路構成 第6回 直流を交流に変換するインバータの基本的な方式である他励式インバータについて(2):動作原理 第7回:自励式インバータについて(1):回路構成 第8回:自励式インバータについて(2):動作原理 第9回:PWM(パルス幅変調)による増幅について(1):制御回路 第10回:PWM(パルス幅変調)による増幅について(2):動作原理 第11回:サイクロコンバータ(AC-AC 変換)について(1):回路構成 第12回:サイクロコンバータ(AC-AC 変換)について(2):動作原理 第13回:チョッパ回路(DC-DC変換)について(1):回路構成 第14回:チョッパ回路(DC-DC変換)について(1):動作原理 第15回:総括(期末試験に備えて演習を行う) 試験実施期間に期末試験を行う |
履修条件・関連項目 |
電子デバイス、電子回路に関する基礎的な知識を習得していることが望まれる。 |
テキスト・教科書 |
矢野昌雄他著「パワーエレクトロニクス」(丸善株式会社) |
参考書 |
江間敏他著「パワーエレクトロニクス」(コロナ社)、片岡昭雄著「パワーエレクトロニクス入門」(森北出版株式会社)、見城尚志他著「実用電子回路設計ガイド」(総合電子出版社)など。 |
成績評価の方法 |
レポート:35%, 小テスト:35%,期末試験:30% |
教員から一言 |
パワーエレクトロニクスは、電気電子工学の基本であり、どんな電気電子機器にも利用されているので、積極的に勉強して欲しい。 |
キーワード |
電力,パワーデバイス,順変換,逆変換,インバータ |
オフィスアワー |
毎週火曜日の午前9:00から10:00まで。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2020/01/22 16:40:09 |