科目名[英文名] | |||||
エネルギーネットワーク工学 [Energy Network Engineering] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023739 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
長坂 研 [NAGASAKA Ken] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
エネルギーネットワーク工学は、私達の生活及び産業活動に不可欠である。この授業では、かけがえの無い地球上で環境に調和したエネルギーネットワーク工学に構築を目指して、次の項目について講義します。日本および世界のエネルギーネットワーク事情、エネルギーネットワーク構成と今後のエネルギーネットワークの姿、電力自由化、家庭・業務用ビルの省エネルギー、エネルギーネットワーク工学へのインテリジェント手法の適用、急成長の風力エネルギーについてその理論と、技術の成熟度、現在の取組み状況を講義する。 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は以前にカナダの大学で務めたとき、現地の電力会社の共同研究の中に最も重要な仕事と言われていた需要とエネルギー予測の業務に携わっており、授業では、企業における実例や実体験、現場での課題などを題材とした議論、演習を行います。 |
到達基準 |
授業内容 |
良質な電気を安定に供給するという役割を担うエネルギーネットワーク(電力システム)を、発電設備・送配変電設備から成る大規模なシステムとしてとらえ、そこに発生する諸問題について考察する。エネルギーネットワークの構造と全体特性、要素のモテル化、系統解析、計画・運用・制御のための最適化手法等の墓礎的事項を理解することを目的とする。講義は次の内容から成っている。(1)エネルギーネットワークの計画・連用、(2)ネットワーク構成要素と構造、(3)システムとしての特徴、(4)ネットワークの特性と数理モデル、(5)ネットワークの計画・運用・制御の概要、(6)発電設備の最適負荷配分、(7)有効電力・周波数制御、(8)電圧・無効電力制御、(9)ネットワークセキュリティおよび信頼度解析、(10)エネルギー需要予測と需給計画、(11)電力事業の規制緩和(電力自由化)、(12)急成長の風力発電、(13)エネルギーネットワーク工学へのインテリジェント手法(ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、ファジー理論、カオス・フラクタル等)の適用、(14)分散型電源およびマイクログリッド、(15)エネルギーと環境などについて学ぶ。 |
履修条件・関連項目 |
授業を受ける前に最適化手法、自然エネルギーに関する参考書を勉強して欲しい。 |
テキスト・教科書 |
テキストは使用しない。必要な資料を講義の前に配布するかまたは研究室のホームページに置くので、いつでも授業で使ったOHPやパワーポイントのコピーが取れる。 |
参考書 |
「電力システムの計画と運用」オーム社、田村康男 編、「電力系統工学」電気書院、関根泰次著、「風力発電技術」清水幸丸著 |
成績評価の方法 |
成績評価方法について、以下のようにする: レポート:10点(1回) 中間テスト:30点 試験:60点 |
教員から一言 |
授業を受ける前に、最適化手法、自然エネルギーに関する参考書を勉強して欲しい。授業中の質問は大歓迎ですが、授業中に静かにして欲しい。 |
キーワード |
社会の発展とエネルギー,環境問題,発電技術,電力自由化,エネルギー需要予測 |
オフィスアワー |
随時 |
備考1 |
電力自由化を学部に教えるのはこの講義だけである。この講義では、電力会社の最も重要な業務について理解を高めるものである。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/06/07 18:56:11 |