科目名[英文名]
パワーエレクトロニクス   [Power Electronics]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 023750
責任教員 [ローマ字表記]
鄧 明聡   [DENG Mingcong]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
パワーエレクトロニクスの分野は、サイリスタと呼ばれる電力用半導体素子の発明(1957年)に始まり、エレクトロニクスの発展に伴って、急速な進歩を遂げてきている。例えば、各種の電気電子機器が必要とする電力(パワー)には、直流や交流といった質的な面や、大電力や小電力といったエネルギー的な面などで、様々な違いがある。パワーエレクトロニクスは、その電気電子機器に電力を供給するために必要な技術である。このパワーエレクトロニクスは、各種電力用半導体素子を用いて電力の変換・制御を扱うことが大きなテーマとなっている。なお、本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業の研究開発に携わっており、授業では、企業における実例での課題などを題材とした議論などを行います。
到達基準
本講義では、電力の変換・制御に関する技術の基本を理解する事を目標とする。
授業内容
第1回 パワーエレクトロニクスとは何かについて
第2回 電力の変換・制御に使われる半導体デバイスについて:原理、構造、機能
第3回 交流電力を直流電力に変換する順変換回路(整流回路など)について(1):回路構成
第4回 交流電力を直流電力に変換する順変換回路(整流回路など)について(2):動作原理
第5回 直流を交流に変換するインバータの基本的な方式である他励式インバータについて(1):回路構成
第6回 直流を交流に変換するインバータの基本的な方式である他励式インバータについて(2):動作原理
第7回:自励式インバータについて(1):回路構成
第8回:自励式インバータについて(2):動作原理
第9回:PWM(パルス幅変調)による増幅について(1):制御回路
第10回:PWM(パルス幅変調)による増幅について(2):動作原理
第11回:サイクロコンバータ(AC-AC 変換)について(1):回路構成
第12回:サイクロコンバータ(AC-AC 変換)について(2):動作原理
第13回:チョッパ回路(DC-DC変換)について(1):回路構成
第14回:チョッパ回路(DC-DC変換)について(1):動作原理
第15回:総括(期末試験に備えて演習を行う)
    試験実施期間に期末試験を行う
履修条件・関連項目
電子デバイス、電子回路に関する基礎的な知識を習得していることが望まれる。
テキスト・教科書
矢野昌雄他著「パワーエレクトロニクス」(丸善株式会社)
参考書
江間敏他著「パワーエレクトロニクス」(コロナ社)、片岡昭雄著「パワーエレクトロニクス入門」(森北出版株式会社)、見城尚志他著「実用電子回路設計ガイド」(総合電子出版社)など。
成績評価の方法
レポート:35%, 小テスト:35%,期末試験:30%
教員から一言
パワーエレクトロニクスは、電気電子工学の基本であり、どんな電気電子機器にも利用されているので、積極的に勉強して欲しい。
キーワード
電力,パワーデバイス,順変換,逆変換,インバータ
オフィスアワー
毎週火曜日の午前9:00から10:00まで。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/01/22 16:40:23