科目名[英文名] | |||||
地球環境化学特論 [Advanced Global Environmental Chemistry] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~2 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05MK5623 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
中嶋 吉弘 [NAKASHIMA Yoshihiro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
地球規模環境化学の一部として大気中での化学反応を学ぶ。ガス状および粒子状物質の排出、分布、輸送、変質等について論じ、オゾンの生成・消滅反応や大気中で起こるラジカルの反応について概観する。 この講義の目的は i) 微量期待成分やエアロゾルの挙動を理解すること、ii) 大気中での光化学反応、成層圏での化学反応、長距離越境大気汚染、地球温暖化などについて基礎的および専門的な知識を修得する、の2点である。 |
到達基準 |
大気中気相で起こる化学反応について理解する。 成層圏オゾン層破壊、地球温暖化、長距離越境大気汚染などの地球規模環境問題を大気反応をベースにして解析できるようになる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
1. ガイダンス、大気の構造 2. 大気の循環―窒素と酸素 3. 仮説と検証―チャンバー実験から 4. 微量気体(CO2, メタン, CO, HC, など,) 5. 温暖化のメカニズム 6. 成層圏オゾンの生成と分解、オゾンホール 7. エアロゾルとその化学組成 8. 硫黄化合物 9. 光化学・OHラジカルの反応 10. 対流圏オゾンの光化学、ガス-粒子転換 11. ガスからエアロゾルへの変換 (1) S, N 12. 炭素質エアロゾル (2) C 13. アジアからの長距離越境大気汚染 14. 中国での航空機観測から 15. 総括 *授業の進行具合によって変更する場合があります。 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間15時間に加え、参考書などを参照し本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特に指定しない。 |
参考書 |
一例として以下の書籍を示しますが、『地球環境化学(科学)』や『大気環境学』、『大気化学』に関する書籍は講義の参考となりますので図書館等で利用してください。 『はじめての大気環境化学』松本 淳[著] コロナ社 『大気化学入門』D. J. ジェイコブ[著] 近藤 豊[訳] 東京大学出版社 『対流圏大気の化学と地球環境』 秋元 肇 他[著] 学会出版センター |
成績評価の方法 |
レポートで評価する。 |
教員から一言 |
質問があればメールにて問い合わせすること。 |
キーワード |
大気化学、大気環境学 |
オフィスアワー |
授業内容に関する質問は、授業終了後に随時受け付けます。メールでの問い合わせも可能です(こちらをお勧めします)。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
英語 |
更新日付 |
2019/03/15 14:03:46 |